横綱審議委員会の委員長が、朝青龍のモンゴル帰国を容認する発言をしたという。
一体、この人物は正気なのか?
朝青龍の「モンゴル・サッカー疑惑」については、既に触れて来ているのでここでは繰り返さないが、謹慎中ながらモンゴルに帰りたがっている朝青龍本人と、なぜかは知らないが(買収されたか?)執拗にモンゴル帰国を勧める医師らに対し、帰国は断固認めないとする理事会という対立の構図が続いていた。
言うまでもなく、この謹慎期間中にモンゴル帰国を認めるような事は、絶対にあってはならない。そもそも「骨折」と偽って巡業を休みながら、モンゴルならバレないだろうとばかりに高を括ってサッカーをやっていたのが、この騒動のそもそもの発端なのだから、今度は「モンゴルで謹慎」と偽って、向こうでまた何をやらかすかわからないのは、自明の理である。
大相撲関係者は、どうしてこんなにも簡単かつ明々白々な事すら、理解できないのだろうか?
もし、モンゴル帰国を認めるというのなら、最低でも複数の監視員チーム(勿論、親方衆クラスの)による24時間交代の見張りをつけるなどして、日本に居る時以上に厳重な監視下に置く事が絶対条件であり、数度に渡って「親方失格」の烙印を捺されて続けて来たアサシオ豚が同行などは、もっての外である。
勿論、そんなバカゲタ人件費を割くよりも、そもそも「モンゴル帰国」の意図が、まったく理解できない。本当に治療をするのなら、どう考えても日本の方が遥かに適しているはずだから、日本の目を逃れて羽目を外そうと企んでいるとしか、考えられないのである。
それにしても報道を見る限りでは、朝青龍は今回の騒動によって想像以上に、かなりのショックを受けているようだ。身から出た錆とはいえ、ここまで来ると一人の人間としては幾らか同情する気持ちもなくはないが、正直たかだかこんな程度の事でそれほどのショックを受けているような事からして、明らかに「横綱失格」と言わざるを得ない。
横綱には「品格力量」が必要とされるが、それとともに「心技体」の充実がなければいけないのは、これまた言うを俟たない。今回の騒動を通して見た朝青龍は「品格」だけでなく「心(精神)」の方も、オハナシニならないくらいに横綱に相応しいレベルからはかけ離れて、非常に幼稚だった事を露呈した。
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