ロマーニは当時パリ・オデオン座で公開され始めたばかり(初演1831年4月16日)の舞台劇「ノルマ」にオペラ化の可能性を見出し、同年7月20日頃から台本作成を開始したと考えられている。ベッリーニがほぼ完成した台本を受領したのは彼の書簡によれば9月1日であり、そこからわずか3か月のうちに、この名オペラが完成したことになる。
第2幕
第1場 - ノルマの住居の内部
第2場 - イルミンスルの神殿
あらすじ
時と場所は紀元前50年頃、ローマ帝国支配下にあるガリア地方。
第2幕第1場
ノルマは2人の息子と心中しようと試みるが、子供の寝姿を見るとそれは果たせない。アダルジーザが住居に現れ、自分はポリオーネと別れる決意を固めたと話し、ノルマには
「子供たちの素晴らしい母親として生きて欲しい」
と説得する。ノルマとアダルジーザは互いの友情を確認し、有名な美しい二重唱が歌われる。
第2幕第2場
ポリオーネがアダルジーザの提案を拒否したと聞いたノルマは、怒りのあまり祭壇の銅鑼を3度打ち鳴らし戦争開始を合図する。ポリオーネがアダルジーザを連れ去ろうと神殿に闖入、捕われた、との報せが入る。群集がポリオーネを引き立てて参集する。
ノルマは
「この男を殺す前に、尋問して共犯の巫女の名を明らかにする」
と述べ、人々を一旦立ち退かせる。
ポリオーネと2人きりになったノルマは
「アダルジーザを忘れるという約束と引換えに、お前の命だけは助けよう」
と言うが、強情なポリオーネは取り合わない。ノルマは
「裏切り者の女の名がわかった。火刑台の準備をしろ」
と、人々を再び招集する。
ポリオーネはアダルジーザの名が明かされることを怖れるが、ノルマは
「裏切り者は私です」
と人々に宣言する。
衝撃を受けたポリオーネは、ノルマへの愛に再度めざめ
「貴女は素晴らしい女性。自分はそれを知るのが遅すぎた」
と許しを請う。
ノルマは、父オロヴェーゾに2人の子供の助命を懇願、オロヴェーゾは、ためらっていたが受け入れる。ノルマは従容と火刑台に向かう。
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