次は銀閣寺だが、満開の桜で埋め尽くされた平安神宮とは違い、ここには桜の木が1本もない。
例のごとく、門を入ってすぐにいきなり登場してくる「銀閣」、「銀沙灘」、「向月台」の三点セットを見ると
「ああ、また京都に帰って来たんだなー」と実感してしまう。清水の舞台、金閣と並ぶ京都の名物といえよう。
桜の木が1本もないとはいえ、見どころは十分だ。前回は時間がなく、三点セットを中心に駆け足で見終えた記憶があるが、今回はじっくりと時間をかけて周遊しようとしたところが、境内は思いのほか広い。池泉回遊式庭園の先にどこまでも庭園は続く。苔生した芝生のようなところを通り抜けて階段を上っていき、境内の一番高いところにたどり着くと、なんと絶景が待っていた。
視線の先には、あの有名な大文字山の「大」の字が見える。実は、銀閣寺から大文字山までは繋がっていて、登山コースになっているらしい。そして眼下には例の三点セットも目に入る。清々しいハイキングの気分である。
「京都の桜の名所」という点では、あまり名前が出てこないのが二条城だ。二の丸庭園は桜が少ないが、本丸庭園と清流園は枝垂れ桜とソメイヨシノが豪華な競演。途中で小雨が降ってきて慌てて傘を買いに行ったが、なんとか満開の桜を堪能することができた。
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