2006/04/16

原谷苑(2006京都花見)(3)

 これまで花見に訪れたのは、観光ガイドブックに載っているような有名な寺社ばかりだったが、たまたまネットで検索していて見つけたのが「原谷苑」だ。

 

観光ブックなどには載っていない隠れた名所らしく、有名な寺社が並ぶ市街地からは外れた不便なところにあるらしい。

 

限られた時間の中だから、できるだけ効率的にたくさん回りたいため、立地の悪いところはなるべく避けてきたが、ネットで見つけた画像に圧倒された。

 

「これは・・・ぜひ、一度は実物を見に行かねば・・・」

 

というわけで、ついに滅多に使わないタクシーを奮発して来てしまった。

 

《金閣寺辺りより、衣笠山のかなりの坂を上がって行くと原谷の小山があり、個人所有の原谷苑があります。植木屋さんの庭園であった所、各種の桜や花を多数増やし、桜の時季だけ公開されています。

 

特に、ここの枝垂桜は見事、糸枝垂といわれる繊細な枝が何条も垂れ下がり、その美しさは類を見ません。また、白と赤の源平の桜、紅梅のような桜等が目を楽しませてくれます。

 



 当苑のしおりによれば、4月上旬には吉野桜、彼岸枝垂桜(一重赤白)、雪柳、ぼけ等が咲き始め、中旬には紅枝垂(八重)が見頃となり、下旬には遅咲きの桜が満開となります。御室の桜が終わる頃、まだここ原谷苑では黄桜、みどり桜、御室桜、ぼたん桜、普賢象、菊桜等名残の桜が楽しめるとのことです。一生に一度は見ておきたい名所の中の名所です》

 


 まさに桜のシャワーというか桜のカーテンというか、どこまでいっても尽きることが無い枝垂れ桜。そして桜の種類が多いのもさることながら、ユキヤナギ、レンギョウなどの華がアクセントになって、桜の美しさをさらに引き立てる。まさに美の楽園である。

0 件のコメント:

コメントを投稿