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メンデルスゾーンの交響曲第3番には「スコットランド」、第4番には「イタリア」と副題がついています。あまりポピュラーではありませんが、第5番には「宗教改革」、第2番にも「賛歌」と言う副題がついています。そして、絶対音楽の象徴みたいに言われるシンフォニーですが、何故か副題がついている方が人気が出ます。もちろんシンフォニーでなくても、副題がついている方がうんと人気がでます。
もっとも、その副題も作曲者自身がつけたものもあれば、後の時代で別人が勝手につけたものもあります。 中には人気曲なのに名無しでは可哀想だと思ったのか、全く訳の分からない副題がついているものもあります。あまりひどいものは次第に使われなくなって消えていくようですが、それなりに的を射ているものは結構通用しています。
そう言えば、素敵なメロディーを耳にした時「この曲なんて言うの?」なんて聞かれることがあります。そんな時、知ったかぶりをして「あーっ、これはね『ロッシーニの弦楽のためのソナタ』 第1番第2楽章ですよ、いい曲でしょう!」等と答えようものなら、せっかくの和んだ空気が一瞬にして硬直していくのが分かります。
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