出典http://www.yung.jp/yungdb/mobile.php
「交響曲第xx番」とか、「作品番号xx番 嬰ハ短調」などと言うよりも、何かタイトルが付いている方が親しみやすさを感じるようです。この作品も「交響曲第101番ニ長調」と言うよりは「時計」と言うニックネームの方が親しみやすさを感じます。
ハイドンはその生涯に100を超える交響曲を残しましたが、タイトルが付けられているものが少なくありません。「告別」、「驚愕」、「軍隊」、「奇跡」などなどですが、それらのタイトルはハイドン自身によってネーミングされたものもありますが、後世の人が勝手に付けたタイトルもあります。この101番の交響曲に付けられた「時計」というタイトルはハイドン自身によるものではなく、第2楽章の伴奏がスタッカートによって規則正しく刻まれる雰囲気が時計を連想させたようで、おそらくは19世紀に入ってからつけられたものだろうと言われています。
しかし、その様な特徴がある作品は他にもいくらでもあるわけで、とくにこの作品にその様なタイトルが冠せられたと言うことは、いかに当時のイギリスでこの作品の人気が高かったかという証明でもあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿