2018/06/26

サッカーW杯2018・ロシア大会part1

サッカーWのグループリーグが、それぞれ2試合を終え、決勝トーナメント進出国の顔ぶれが決まり始めている。

 グループリーグから波瀾が続く今大会だがにあって「最大の波瀾」と言えば、言うまでもなく「日本の快進撃」だ。「サッカー弱小国」の日本が、緒戦で強敵のコロンビアに「まさかの勝利」という番狂わせを演じた興奮も醒めやらぬまま、その勢いを駆って(?)続く「くせ者」セネガルにもしぶとく引き分けに持ち込み、2試合を終えて「1勝1分」という思わぬ「嬉しい誤算」だ。

 とはいえ、まだまだ予断を許さない状況であることに変わりはないが、ひとまず日本のことはさておいて、ここまでのグループリーグの経過を俯瞰していくことにする。

◆グループA
開催国ロシアとウルグアイが、22勝で決勝トーナメント進出を決めた。
ウルグアイは順当と言えるが、想定外はロシアの躍進だ。日韓大会の「インチキ塗れのK国」に見るまでもなく、オリンピックなどの他の国際大会同様に「開催国特権」はつきものとは言え「サッカー後進国」のロシアの躍進にはビックリ。むろん国力やポテンシャルを考えるなら、あの札付きの「某ヤオチョー国家」とは天地雲泥の差があるスポーツ大国とはいえ、ここまではあまりにも出来過ぎと言えるが、果たしてトーナメントでどこまで快進撃が続くのか?

◆グループB
 本命同士がが初戦でいきなりぶつかってしまい、期待通りの「死闘」を演じたスペインとポルトガル。ともに内容的にはイマイチながら、それでも2戦目を手堅く獲りグループリーグ突破は堅そうだ。

◆グループC
 フランス(22勝)、デンマーク(1勝1分)の「2」が一歩抜け出したのは順当で、このグループは波瀾なし。

◆グループD
 「日本の快進撃」と並び、本大会最大の波瀾とも言えるのが、アルゼンチンの低迷だ。緒戦のアイルランドに引き分け、2戦目のクロアチア戦は「0-3」というまさかの惨敗で醜態を晒し、もはや後がなくなった。ワールドカップでは、まったく活躍できないメッシ風情をマラドーナと比較するのは言語道断だが、アルゼンチンはこのまま惨めに予選で敗退してしまうのか。このグループは、本命アルゼンチンを圧倒したクロアチアが絶好調だ。

◆グループE
 緒戦のスイス戦に引き分けたブラジルも、2戦目のコスタリカには快勝。「王国」と称されながら、最近は期待外れが続いているだけに、そろそろ目を覚まさないと「王国」の名が泣く。ここ数大会、堅実な力を見せながらも、なかなか結果に結びつかなかったスイスが壁をぶち破るか。政治的(民族)問題も絡み、今後の動向が注目される。

◆グループF
  「K国以外は強豪」が揃った「死のグループ」で、優勝候補として本命視されていたドイツが、緒戦でいきなり「くせ者」メキシコに足元を掬われた。背水の陣となったスウェーデン相手に青息吐息でどうにか勝利。最終戦が「最弱」のK国だけに、グループリーグ突破は間違いないところだ。残るメキシコvsスウェーデンは見もの。K国は「至極順当に3連敗で予選敗退が確実視される。

◆グループG
 前評判通りの強さを発揮するベルギーと、負けじと好調の「母国」イングランドが、早くも2勝でトーナメント進出を決めた。この両国の対戦が楽しみ。

◆グループH
 「弱小」アジアの日本にまさかの敗退を喫し、崖っぷちに追い込まれたコロンビア。グループリーグは1位で余裕の勝ち抜けと思われただけに、大きな誤算だ。2連敗で既に敗退が決まったポーランドはともかく、日本と同じ「11分」となったセネガルが不気味な存在で、コロンビアは再び足元を掬われかねない。

≪決勝トーナメント進出国≫(6/26時点)
・ロシア
・ウルグアイ
・フランス
・クロアチア
・イングランド
・ベルギー

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