メルボルンで行われていた、世界水泳が終わった。
「観戦記」というタイトルを書いてから、考えてみれば大して観戦していなかったのを思い出した。時間帯の都合であまり観る事が出来なかったし、スポーツ観戦オタクにして水泳も好きなワタクシとは言え、わざわざビデオに録画してまで観るほどの熱意はない。結果的には、北島選手の「金」ひとつのみというのだから、日本にとっては「惨敗」だったのではなかろうか?
勿論、金と銀を獲った平泳ぎの北島選手を始め、それぞれ銅メダル二つを獲得した自由形の柴田亜衣選手、背泳ぎの中村礼子選手は立派だし、また今回も念願の「金」には届かなかったとはいえ、銀2つと銅4つを獲得したシンクロのチームや選手たちも、(シンクロに興味のないワタクシは、まったく観戦はしなかったが)期待通りの活躍であった事は確かだ。
しかしながら毎度こうしたスポーツイベントになると、飽きもせずにワケのわからないタレントが出てくる「スタジオ映像」とかいうのは、どうにかならないものか?
特に鬱陶しくて仕方がなかったのが、水泳には何の関係もないマツオカのボンボンである。異様なまでにテンションが高く、偉そうな事ばかり言っていたが
(一体、貴様は何様のつもりなんだ?)
と言わずにはいられないくらい、押し付けがましいほどに態度がデカイ。言う事と態度のデカさを観ている限りは、あたかも自分はテニス界で頂点にでも立っていたような印象だが、実のところ100位以内をキープするのがやっとの選手だったに過ぎないのである。
「そんなアンタに、なんでメダリストの心境は理解できないだろう」
と、TVの前で毒づいていたのはワタクシだけか?
みのもんたを気取って息巻いていたところで、日本のメダルが増えるわけでもなかろうに。
さらに何故、解説が田中雅美と萩原智子なのか? にも疑問が沸いた。
シンクロの小谷はまだわかるが、田中も萩原も五輪でメダルを熱望されながら、悉く期待を裏切り続けて来た選手である。世界トップの心境を最も理解できるのは、間違いなく岩崎恭子であり、また田島寧子といった五輪でメダルを掴んだ人々に違いないのである。
萩原と田中は、かつて水泳選手としてはそこそこの美形である事から、マスコミに持て囃されていた選手だ(特に田中の方は、実のところ現役時代から好みではあるがw)
こうした人選を見ると、やはり
「TV局は実力ではなく「外見」で解説者を選んでいるのか?」
などと、疑わしくなってこようというものだ(或いは、岩崎ら本人たちが忙しくて断ったのかもしれないが・・・)
結局、TV局の演出の不味さばかりに触れてしまったが、最後のリレーで日本が「銀」を獲ったといって、バカ騒ぎをしていたのには笑ってしまった。アメリカが失格になったための「銀」であり、実質的にはいつもと同じ「銅」に過ぎないのだが。
北島選手が金を獲った200m平泳ぎでは、100mで北島を退けたライバルのハンセン選手との対決を楽しみにしていたが、ハンセンが風邪で欠場したのも実にしまらなかった。超一流のアスリートが、こんな大事な場面に「たかが風邪で欠場」とは情けない。これでは「敵前逃亡」と言われても仕方ないであろう。
そしてあれだけの「世界新記録の大安売り」を観せつけられると 競技施設も技術もスポーツ科学も、まったく条件の違う旧世代の人々の記録との単純な比較に、果たしてどれほどの意味があるのだろうか? と虚しくも思えてしまったのだった (´-ω-`)うーん
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