引用されている主題
音形「D-S(Es)-C-H」
ショスタコーヴィチのドイツ語のイニシャル「Dmitri
Schostakovich」より、D-S(Es)-C-Hの音形が全曲のテーマとして現れる。
また、彼が親友に送った手紙によると、自身の作曲、さらに他人の曲から以下のものが引用されている。
交響曲第1番ヘ短調
交響曲第8番ハ短調
交響曲第10番ホ短調
ピアノ三重奏曲第2番ホ短調
チェロ協奏曲第1番変ホ長調
オペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》よりアリア「セリョージャ、愛しい人よ」
ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』より「ジークフリートの葬送行進曲」
チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
なお、この手紙には
「私が死んだときには、誰かが弦楽四重奏曲を私に捧げてくれるとは思えないので、私は自分自身のために書くことにしました」
とあり、この曲を書いたあと自殺するつもりであるということを示唆している。
第4楽章には、革命歌「過酷な徒刑に苦しめられて(Замучен тяжелой неволей)」の引用も現れる。
0 件のコメント:
コメントを投稿