2007/04/22

新現場

 明日から、新しい職場に入る事になった。

2年半勤めた政府系研究所に辞表を叩きつけて、はや半月以上が経過した。これまでは自宅から自転車で通える現場で、なおかつ朝9時半の始業だった事もあり8時起きという楽をして来たが、来週からは数年ぶりの通勤地獄が待っている。しかも東京の通勤ラッシュは、上京したての頃に新宿のマンスリーから通っていた一週間ほどを除けば、実質的に初めての体験だ。

前の仕事は、比較的これまでの延長的な管理が主となる仕事だったが、今度はほぼ技術よりの純粋エンジニア職である。Cisco認定資格を取得してすでにン年、長年希望しながら実現しなかった「ルーティングの設計とネットワーク構築・検証」までの工程に携わる事になる。

概要はNTT某における、全国ネットワークの間の(主に)ルート(ルーティング)の設計から検証を踏まえたシステムの構築で、設計はNTT某本社内で検証および構築は別施設となるIDC(インターネット・データセンター)で行うという事であるが、通信機器は殆どがCisco製品だと聞いている。

長年、Cisco環境での仕事を待望しながら

(結局オレには、死ぬまでチャンスは訪れないのだろうか・・・?)

とも考えていた身としては

(到々、来るべき時が来たか・・・)

と言った心境でもある。

これまでは殆ど経験のない未知の分野だからモノにするまでは大変だろうし、非常に難しい世界である事だけは良く知っているから、技術的にはこれまでとは比較にならない最大の修行である。しばらくはハードな勤務になる事は間違いがないが、自ら求めた道だから文句のあろうハズはない。

最初は条件的にかなり厳しくなっていて、前職から比べると大幅な収入のダウンであり、半年単位で見直す契約になっている。あるいは、中途で頓挫するかもしれない大きなリスクを含んでいるだけに、新しい所属会社には

「半年の間で、吸収できるものは最大限に吸収し尽くして、次回交渉の席に臨むなり、回答次第では条件の良い現場に移るなりするつもりである・・・」

と、ハッキリと宣言して来ている。

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