2018/02/13

高木と高梨(2018平昌オリンピックpart2)


スピードスケートの高木美帆、ジャンプの高梨沙羅と言えば、ともに「金メダル候補」とマスゴミに囃し立てられていた選手である。高木に至っては「12月までのW杯で、4戦全勝している種目」だから、決してマスゴミお得意の贔屓目ではなく、それだけの実力を備えていたはずだが、金には僅かに届かず結果は「」。もちろん銀メダルは立派とはいえ、W杯の実績を考慮すれば残念な結果というべきか。

一方、ジャンプ女子ノーマルヒルの高梨は、4年前のソチオリンピックで「絶対王者」と言われながら、表彰台にも上がれない「惨敗」で一敗地に塗れた。が、W杯で優勝を連発していた4年前と違い、今シーズンは強豪の台頭で優勝からすっかり遠ざかり総合ランク3位だから、そもそも「金メダル候補」というのがオーバーで、今回の「」は実力通りの順当な結果と言える。スピードスケートとは違い、ジャンプ競技は風などの気象条件がもろに影響する競技だけに「」に左右される要素が強いと思っていたが、それでも上位2人のジャンプは気象条件などまったくものともしないような力強さに漲っていた。

「お家芸」としてメダルが期待されたフィギュアスケート団体は、前日に続いてこの日も振るわず、男女ともに最下位の5位という期待外れの結末に。アイスダンスで銅メダルとなったアメリカの「マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ組」は日系の兄妹だ。シングルスの長洲未来といい、遡れば1992のアルベールビル・オリンピックと世界選手権2大会で金メダルを獲ったクリスティ・ヤマグチといい、多くの優秀な日系人が「アメリカ代表」として活躍しているのが、なんとも悔しいではないか。

そんなこんなでイマイチ消化不良が否めない中にあって、これまで大きな大会では大した実績もなかった(?)若者が、フリースタイルスキー男子モーグルで表彰台(銅)に上がった20歳の原大智の快挙は、まさに嬉しい誤算だった。

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