大会6日目となる14日、日本選手が4つのメダルを齎した。マスゴミの好きな「メダルラッシュ」だ。
スノーボード男子ハーフパイプで平野歩夢が「銀」、ノルディック複合個人ノーマルヒルで渡部暁斗が「銀」、スピードスケート女子1000メートルでは小平奈緒が「銀」、高木美帆が「銅」という内容だ。「銀3、銅1」という結果は、もちろん立派には違いない。が、W杯や世界ランクを元に「金メダル候補」と目されながら金に届かなかったケースや、メダル候補と言われながら表彰台に届かない選手も多かった。
ここまで日本勢が獲得したメダル数は「金0、銀4、銅3」で、合計7個とはいえ「金」がまだひとつもない。マスゴミ予想で「個人で金メダル2つ」などと目されていた小平と渡部も、すでに複数メダルの可能性はなくなった。このように全体的に好成績を上げていながら、どこかもう一つ手放しで喜べないのは、やはり「金0」の現実が横たわっているせいか。
今大会に限らず「銀」、「銅」を獲るのは「得意」だが「金」となるとまことに遠いのが日本選手の特徴で、それは今大会も変わらないようだ。実際、地元開催の98年長野オリンピックの「5個」は例外として、長野を除く過去15回の大会はいずれも「1個」もしくは「0個」しか獲っていない。このように「金」と「銀」の間には、万里の長城の如き超えられない大きな壁が聳えていて「金」の実力がありながら、最後の最後でどうにも勝ちきれないのである。
メダル獲得総数でいえば、これまで最も多かったのが98年長野オリンピックの「10個」で、今回は現時点ですでに「7」だから、過去最高を記録するのはほぼ確実視されるが「金」に限っては2個も獲れれば良い方ではないか。もっとも採点競技の多い冬季五輪、そして開催国を考えれば予想されたことで、メダル争いに拘るより純粋に競技を楽しむべきなのだろうが。
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