2004/09/02

サポート出来ないサポートセンター

 ワタクシは、PCのプロではありません。

ネットでの知り合いなど(実はこちらの方が大多数)からは

「にゃべっちは、PCに詳しいから・・・」

「その道のプロだから・・・云々」

といったセリフが、しばしば訊かれます。

ところが、ワタクシの専門はあくまでも通信技術(一般的には「ネットワーク系」と言われる分野)というマクロな世界であり、ネットワーク系技術とはPCなどのミクロを多数に組み合わせる事により、システムの効率化を図るマクロの世界です。勿論、マクロを構成しているのはミクロの集まりであってみれば、PCに関してもある程度は知っておかなければならないのは確かですが、PCのサポートなどを専門にやっている人に比べれば、まったく詳しくはありません。

ところが、最近はメーカーのサポートセンターといったような、本来はPCに関しては詳し過ぎるくらいに詳しくなければいけない人が必要となるべき配置に、素人レベルの担当者が多いのが困った現実です。しかも担当者の方では、電話の相手がどんな人物かはわかろうハズはないので、あたかも噛んで含めるように「切り分け」と称し、無駄な事ばかりを聞いてくるのには毎度(と言っても、精々が4年間で3回くらいしか電話をした事がないですが)、ウンザリさせられます。

そもそも、メーカーのサポートに電話するような時はかなり重度なトラブルに限定されるので、電話をする前に既に自分自身で切り分けが済んでいる状態で

(サポートの兄ちゃん、どうせわからんだろうな~)

などと思いつつも電話をすれば案の定、徒に無駄な時間ばかりを食うだけでイライラが募ります。PCのトラブルは大抵は地力でなんとかなりますが、最も困るのはインターネットの回線やモデムなどの障害で、こればかりは発生してしまったら手の打ちようがない。ちょうど正月の頃でしたが、インターネットの接続中に通信がブツブツと切れてしまうトラブルに見舞われ、モデムのADSLランプが点滅したり時折消灯してしまうという、尋常ならざる現象が起こりました。
 
ADSLランプの異常という事は回線の問題以外には考えられないので、N××のサポートに電話をするが、フレッツのサポートに電話をした経験のある人ならご存じの通り、この電話が「24時間対応」と謳ってはいるものの夜間はまったく繋がらないのである。仕方なくブツ切れを我慢して使い、翌日の朝に電話をすると

「それはおそらくモデムの故障でしょうね~。モデム交換に伺います」

という返答だったが、どうもモデムの故障とは思えなかった。他のランプは正常に点灯しているし、モデムではなく通信ラインがおかしいのではという気がしたので、そう伝えると

「いや、モデムというものは見た目のランプ状態が正常な場合でも、故障してるケースが案外あるんですわ・・・話を訊く限り、モデムの故障としか思えんし・・・」

と、あくまで「モデムが悪い」と言い張るので交換を頼んだところ、やはり同じ現象が一向に改善されない・・・

「だから最初から、モデムはおかしくないって言ってるじゃん・・・どっか通信の線がおかしんだってば・・・」

「う~ん、局と宅内間で工事をやっていたり、大きなビルなどが出来ると通信障害なども起こりえますが、最近そういった事は?」

「そんなもん全然ない。以前と変わってないよ。そういうのじゃなくて、線の問題じゃないのかな?」

「いやいや、ケーブルは全然関係ないですわ・・・」

何を根拠にしてか、何故かケーブルに関しては検討すらせずに頭から否定してかかるのである。

「ともかく・・・事情は知らんが、N××とは常時接続で契約してるんだからさ・・・早いとこ直してくれん事には困るね」

と、クレームを付ける都度「局側のモデムを切り替えた」やら「局のモデムを交換した」やら色々やったらしい(本当か?)が、どれも一向に実効がなかった。これだけモデム関係を弄っても一向に改善がないという事は、最早ケーブル障害の可能性が極めて大きいのは、益々明らかである。

「だからさ、前から言ってるように線がおかしいんだって。線を変えてくれないかな?」

「ケーブルは関係ないですがね~」

と散々に渋った挙句

「まあ、変えて納得するというなら、線くらいは幾らでも変えますがね・・・」

と、あたかも「見当違いの素人めが!」とでも言わんばかりの口調だ。そして担当者が、ようやくケーブルの交換にやって来た。

 「しかし・・・DSLってのは、こう頻繁に接続が切れるものなの?」

と訊くと

「通信自体はそう切れるものじゃないけど、モデムってヤツは結構故障するんですわ・・・」

「ほぉ・・・光に変えることも考えているけど。光の場合は、こういう事ってあまりないんだよね?」

「光は、まずないと言ってもいいでしょうね。DSLは雑音に弱いけど、光はそれ専用(線が)だから、雑音が入る事がないからね」

と光への乗換えを奨めたいこの担当者は、続けてつい口を滑らせた。

「それに・・・光の場合はNxxが責任保証で、障害には全力を挙げて直ぐに直すからね・・・」

「ん・・・?
って事はなにか?
DSLは無責任保証って事になるんじゃないか?
オイオイ・・・」

と、即座にツッコミを入れたことは言うまでもない。

「いや、そういう意味ではなくて・・・その・・・」

と担当のオッサンは、シドロモドロであった (='m') ウププ

こうした事もあり、いよいよ光への乗換えを検討する事になったものの、何しろ工事費などの初期費用が約3万円とバカ高いのがネックだ。月額料金はグングン下がり、今や7000円台まで来ているから現状と殆んど変わらない(現在は回線リース料とフレッツ料金で6000円)だけに、乗り換え自体は是非ともしておきたいところであり、地区で光を扱っている業者はNxxの他に中部電力とKDDIがあるから、その時はなにかと腹立たしい対応の多いN以外でと考えていた。

そうした折り、偶々ビックカメラヘ行くと

《Nxx・Bフレッツ工事費無料キャンペーン》

というのをやっていたので、早速申し込んで来ました。ええ案の定、ケーブルを新しいものと取り替えた途端に、通信障害はすっかり直りましたとも ヾζ  ̄▽)ゞオホホホホホ

 「あ!
直ったか・・・」

「そら見たまえ・・・だからワタクシは、最初から線だと言ったろうが」

「線だったか・・・う~ん、あまりないケースなんだけどな~。
なんでケーブルが、ダメになるのか・・・」

「そりゃまあ経年劣化とか、色々あるものさ・・・ともかく直ったからもういいよ (  ̄∇ ̄)ノ」

と、役立たずのNは早々に追い出した。
経年劣化もあるだろうが、実は部屋の中央にある電話線から延びているケーブルを、これまで何度踏みつけて来ていた事だったか ( ̄ー ̄)ニヤリッ

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