2004/09/13

「にゃべ流」開眼?

 級友のシゲオと、親しみを増す一方のにゃべ。趣味や嗜好がピッタリ合った2人だけに、連日顔を合わせていながら話題には事欠かなかった。放課後の議論だけでは物足らずに、遂には下校時にも学校から近いニュータウンの高台にある、シゲオの自宅に足繁く通う日々が続くようになっていく。

マンガの影響で始めた少林寺拳法など、中学2年生ころから「強さ」に憧れを求め続けていたにゃべだったが、シゲオもまた同様、にゃべにも劣らぬ熱烈な格闘技オタクであった。わけてもシゲオが毎日のように、口角泡を飛ばす勢いで話していた『空手バカ一代』は、ひときわにゃべの興味を惹いた。

そのうちに話だけでは満足できなくなり、書店に漁りにいったもののの限定本扱いとなっていた当時は、店頭にも並んでいなかった。

「オイ、そんなの、どこにも売ってねーぞ!」

「じゃあ、オレが見せたる」

と気前の良い友から、この限定本を借りては自宅の部屋で熱心に読み耽る日々が続く。そして例によって、すっかり感化されたお調子者のにゃべは

「よーし!
オレも空手を始めるぞー」

と、またしてもその気に ( '艸`)ムププ

2から始めた少林寺も、専門書と首っ引きでのまったくの独学だった事から、そろそろ行き詰って来ていた時期だっただけに、これまでに身に付けた少林寺を土台として、今度は「にゃべ流空手」を編み出すのに躍起となっていった (ノ∀`)アヒャヒャヒャヒャ

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