2004/10/03

理系男 (高校生図鑑part5) ( ´艸`)ムププ

 10月、第3期定期考査の結果が発表され、トップに初めて2人が並んだ。

最大の注目はコンド―のトップで、これまでトップを独占し続けた「御三家」の牙城を崩し、初のトップに。このコンド―とトップに並んだマザーは、同点ながら第二期に続く「連覇」となった。

3位にも御曹司タカミネとサトジュンと2人が並び、御三家の一角カトーは自己ワーストの5位に後退。以下、6位にヒルカワ、8位お嬢と来て、9位には真紀が食い込んでいた。

今回の発表は30位まで。

このところ、すっかり10番台が「定位置」の観を呈してきたが、今回も15位で皮肉なことにヒムロと並んでしまった (メ▼д▼)y──┛~~

以下、前回と同じ19位に梓、22位のムラカミと26位のゴトーは貼り出し初お目見えだ。前回14位の茜は28位、前回5位の淳子は18位と美少女コンビは揃って受難の結果に。

第二期に続く「連覇」を成し遂げたマザーの陰に隠れた格好だが、マザーと並び初のトップに立ったコンド―は、第二期でも「御三家」の牙城を破って2位だったから、いよいよ「御三家」もうかうかしておれず、最早「四天王」と呼んだ方が良いかもしれない。

正統派の天才マザーとは対照的に、コンド―こそは「奇人変人」の代表格というべき存在だ。この男、何事にも集中しなければ気が済まないタイプらしく、食事中は殆ど喋らない。それだけに食事のペースが異常に早く、人よりはかなり早食いと言われた自分も彼より早く食べ終えた記憶だけは、終ぞない。

とある夏の日、このコンドーとざるそばを食べた時のことだ。

「ズルズルズルー」

と、そばをすする盛大な音がやけに響くワイと思い顔を上げると、ものの1分であっという間に食べ終わっているではないか (  ゜ ▽ ゜ ;)エッ!!

まだ、半分くらいしか食べていなかった自分が、そのあまりの早さに呆気に取られていると

「水汲んでくる・・・」

(え?
水も飲まずに、食べてたのか・・・)

と、立ち去った変人のそば膳に目をやって、再び仰天した。

そこには、なんとそばツユに入れるための薬味(ワサビ・ネギ・ゴマなど)が、まったく手を付けないままそっくり小皿に残っていた!

 「オイオイ・・・薬味をまったく使ってねーし。こんなツユで食べて、うまいんかい?」

と突っ込むと

「要するに、そばの味がわかればいいんだから、余計なもんは要らん・・・」

と澄ましていた。

また典型的な理系のこの男は、数学を大得意としていた。

が、とあるテストの終了後のことだ。例によって、食堂で

「今日の(数学の)テスト、やけに難しくなかったか?」

と、水を向けると

「全然、簡単だったな・・・オレは満点かも・・・」

と、終えたばかりのテストの感触を確かめるかのように、視線を宙に彷徨わせていた。

と思いきや、突如

「アーッ!」

と周囲が驚いて振り返るような、トンデモナイ大声を出して立ち上がった!

「やべー!
オレ、重大なミスをしたかも知れん・・・」

と血相変えて、どこかへ飛んで行った。

翌日

 「おい!
昨日のあれは、一体なんだったんだ?」

と問い詰めると

「ああ、あれか・・・オレの勘違いだったよ。名前書くの忘れたような気がしてたんだ・・・ちゃんと名前書いてあったし、やっぱり満点だったぞ」

と、どこ吹く風である。

数学を得意する理系ヤローはIQが高いと言われるが、このコンドーなどはまさしくその典型。普段は無口な方だが突然マシンガントークを始めたり、話の飛躍が多く何を言っているのかすら理解に苦しむところが多々あった。

この辺りは、常に理路整然とどこまでも論理的なタカミネやカトーとは好対照で、随分と振り回されはしたものの、それでも憎めないところがこの変人の持ち味とも言えた ( ´艸`)ムププ

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