2005/02/05

甘党(チョコレート編)



 今でこそ酒飲みのワタクシですが、子供の頃からチョコレートやケーキは大好物という、根っからの甘党でした。チョコレートから洋菓子までを書いていては、とてもここには収まりきらないくらいなほどなので、今回はテーマをチョコレートに絞っていきます。

幼い頃から小学生時代にかけては、110円の「チロルチョコ」に始まり「チョコボール」、「チョコフレーク」、「エンゼルパイ」、「LOOK」といった比較的安価なもので、少し大きくなる(中学から高校くらい)につれ「明治ミルクチョコレート」、「ガーナ」、「クランキー」といった板チョコや「小枝」、「ポッキー」、「きのこの山」、「たけのこの里」、「パイの実」、「コアラのマーチ」といった箱入りのチョコへと、徐々に昇格(?)していきます。

一人暮らしを始めた大学生になってからもスーパーへ良く買いに行っていましたが、この頃になると「キットカット」、「スニッカーズ」などのほかに「明治アーモンドチョコ」、「不二家ピーナッツチョコ」、「名糖アルファベットチョコ」などの袋入りの大きなものを纏め買いしたりしていました。勿論、夏には大好きなアイスチョコ「pino」も欠かせません。社会人になってから比較的値段を気にする事なく買えるようになると、純粋なチョコよりはチョコレートケーキ仕立てのような「シルベーヌ」など、ブルボンが期間限定で出している箱入りの少し高価な物を買うようになっていきますが、このころからはチョコを食べる頻度は次第にグンと減って来ます。

一年のうちで、最もチョコレートに縁がある時期といえば言うまでもなくバレンタインで、小学生時代から校内随一の人気者だったワタクシの元へは、毎年食べきれぬほどのチョコレートが山と積まれる事になりました(?)。専ら不二家の「ハート・チョコレート」が主流だった小学生時代は、それでもクラスに20人くらいいた女子から56個貰う程度でしたが、女学生がすっかり色気づいてくる中学からは貰う数がぐっと増えます。クラスで半数近くに加え、他のクラスの女子から貰う事もあるためにトータルで10個以上は貰っていましたが、中学生ともなるとさすがにハートチョコレートでも大き目のものや、手作りチョコなど様々に趣向を凝らしたものが増えて来ました。

 高校も田舎の事で、まあ中学時代の延長のようなものでしたが、大学に入学して京都在住となると当然の事ながら周囲は知らない顔ばかり。

 「ひょっとして、今年からはもうチョコが貰えんかな・・・」

などとかつて経験した事のない焦りを憶えましたが、嬉しい誤算でそれまで同様に沢山のチョコを手にする事になります。しかも大学時代に貰う事になるチョコとなると、量はともかく一つ一つの質がそれまでとは段違いです。有名な「ゴンチャロフ」を始め「ゴディバ」、「神戸風月堂」、「モロゾフ」、「マキシム・ド・パリ」などなどの海外ブランド物や「代官山ナントカカントカ」だの「神戸異人館ナントカカントカ」、或いは「ヒルトンホテルナントカカントカ」など一流ホテル手作りを始め、訊いた事もないような横文字の名前も意匠も洒落た物ばかりで、あの凝ったラッピングを剥いで食べるのも惜しまれるほどでした。  無論、いかにチョコ好きとはいえ、普段はこんな高価なものを自分で買って食べる事はないために、結局は執念で一人で食べてしまいましたが。

最近は休日の昼間に月に一度か二度、板チョコを一枚食べるか食べないかくらいですが、スーパーなどへ行くと時折懐かしい板チョコが「168円」とかで並ベて売られていると、ついつい5枚ばかりは買ってしまいます。

それでは、これらのチョコでどれが好きなのかとなると困ったところですが「不二家ハートチョコレート」、「キットカット」、「不二家ピーナッツチョコ」、「クランキー」など、どうもピーナッツ入りのものが特に好みのようです。チョコレートそのものの味では、ロッテが最もまろやかな感じがして美味しい気がします。余談ながら「ロッテ」の名は、やはり文学青年だった生時代に睨んだ通り、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」のヒロインの名から拝借したものらしいですが。

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