2006/03/28

ベートーヴェン 交響曲第1番(第4楽章)

17701216日、神聖ローマ帝国(現在のドイツ)のボンにおいて、父ヨハン、母マリアの長男として生まれる。なお、ドイツ語では"Beethoven"は「ベートホーフェン」に近い読み方である(現代の口語ドイツ語では「ベートオーフェン」らしい。名前については「ビートホーフェン」に近いとする説もある。

 

「ベートーヴェン」という名は、先入観が強いせいか初めて耳にした時から、あたかも名前からして偉大そうな感じがしたものだったが、解析すると「ビート」は「砂糖」で「ホーフェン」は「農場」を意味する事から、先祖を遡っていくと「砂糖農場」(或いは大根農場とか)辺りに関わりがある、という推測が成り立つ。実際に欧米では、自らの職業に関わりのある名前が多く「シューベルト」、「シューマン」といった「シュー」の付く名前は大体において靴関係の職人である、といったような法則があるらしい。

 

また"van"は(「ファン・ゴッホ」などと同様に)、オランダ系である事を示しているが、ドイツ語でもオランダ語でも「ファン」であり「ルートヴィヒ・ファン・ベートホーフェン」の方が原語の呼び方に近い。かつての日本の書物の中には、「ファン」を「ヴァン」と誤って下級貴族の称号である「フォン」と記していたものもあったが、実際のところ「van Beethoven」とは「大根(または砂糖)農場の」といった程度の意味に過ぎない。

 

幼い頃は歌手であった祖父の支援により、生計を立てていた。幼少の頃より酒飲みの父親から強制的な音楽の教育を受け、10代の頃に早くも父に代わって家計を支えていた。父の目的は、金であった。ルートヴィヒの才能を利用して、金を得る事しか考えていなかったようだ。父親は歌手だったが尋常でないほどの酒飲みであり、それが元で喉を患っていたため、まともな収入がなかった。母親は父親とは対照的に、ルートヴィヒを大切に育てた。ルートヴィヒの才能が認められ、初めて収入を得た時には涙を流して喜んだという。

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