幼少のころからピアノの腕前は超一級、11歳でパリ音楽院(フランス音楽教育界の頂点)への入学が許されるほどの天才ピアノ少年だったドビュッシー。ピアノだけでなく、パリ音楽院の作曲科教授エルネスト・ギローから教わった作曲についても、1884年に(作曲家の登竜門でその頂点にあった)ローマ大賞主席を受賞するなど、類稀な才能を発揮した。
そんなドビュッシーが、パリ音楽院在学中だった17歳の時の作品である。後年、確立した数々の「印象派音楽」とは比較にならぬほど知名度は格段に低いものの、既に若き才能が縦横に溢れるような魅力的な作品と言える。
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