プロ野球は、5月から「交流戦」がスタートしました。相変わらず人気低落に歯止めが掛かぬための窮余の一策として、いわば瓢箪から駒のように出て来たアイディアであった事でしょうが、これが案外に面白いではないですか。これまでは日本シリーズという、限定されたチーム同士でしか見る事の出来なかったリーグの垣根を超えた対戦は、仲々に興味深いものがあります。
パでは開幕から破竹の快進撃を続けていたロッテが交流戦でも依然トップを走ってみせ、その実力が本物である事を証明して見せたのに対し、セで独走態勢を築くかと思われた中日が、交流戦では最下位という思わぬ苦戦を強いられ、首位の座からあえなく陥落というまさかの展開。この間に、着実に白星を重ねた阪神がいつの間にやら首位に立ちヤクルトも好調、さらにはリーグ戦では箸にも棒にも掛からなかった楽天が中日に3タテで圧勝してみせるなど、予想もつかなかった展開が繰り広げられています。
そんな中にあってGだけは相変わらずで、交流戦前半だけは一時的に浮上したものの、ゲームを重ねるにつれ弱点の投手陣を突かれて、不慣れなパリーグ打撃陣にもいいように食い物にされ、相変わらず目を覆いたくなるようなテイタラクが続いているのは、何とも情けない限りです。
Gに関しては、なにしろ怪我人が多過ぎる。シンノスケ、小久保、ヨシノブらは毎年怪我ばかりしていますが、これだけ戦力が入れ替わっていては落ち着いて攻撃が出来ません。こうなってくると、やはり開幕から1ヶ月もの間、どこも悪くない打撃職人の清水を使わずに、ベンチに置いていたバカ采配のツケが大きいのは、誰の目にも明らかでしょう。おまけに珍しく開幕からHRを連発していたキヨハラも、早くもメッキが剥がれて来たか、このところはサッパリであるのに加え、無事これ名馬のローズがかつてなかったような、まさかの不振に喘いだ挙句に狼藉を働く始末です。
G史上最低の投手陣に関しては、最早言うも愚かしいので敢えてふれないでおく、と言うかふれたくもないではないか。ヤツラの不甲斐なさもさることながら、ヘタクソな起用をするやつのバカさ加減こそは、真に責められてしかるべきである。こうなりゃ毒を持って毒を制すで、復活したナベツネ氏の大ナタに期待したいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿