哀愁溢れるオープニングから、早くも惹き込まれてしまう。
第1楽章に、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第13番『大フーガ』の終楽章主題を引用するなど、弦楽四重奏という伝統的ジャンルに踏みこむにあたり、ドイツ古典派志向を打ち出した意欲作である。
主題の展開や対位法的処理も、有名な「第2番」に比べずっと入念だが、たとえば第1楽章の第2主題で見せるような人懐っこいメロディは、やはりボロディン節と言える。
出典http://www.rcctv.jp/shimadam/composer/borodin/boro_quartet.html
0 件のコメント:
コメントを投稿