2006/10/07

プレーオフ第1ステージ開幕

 プロ野球・パリーグのプレーオフ、第1ステージが開幕した。

プレーオフ制度のアホさ加減については、ちょうど一年ほど前にも書いた通りである。その辺りの基本的な考えは今も変っていないが、来年からはセリーグもパリーグに倣って、このプレーオフの制度を導入する事になるらしい。

昨年も指摘したが、この「プレーオフ制度」が、いかに出来損ないかは、今年のセリーグに当て嵌めて考えれば、直ぐにわかる事である。仮に今年、セリーグでもパリーグ同様のルールに基づいたプレーオフが行われる事になっていたとするなら、第1ステージで2位のチーム(現状では阪神)に実に10ゲーム以上もの差を付けられて、勝率5割にも満たないヘッポコチームのヤクルトが、運良く3試合のうちでたったの2勝」をしてしまうだけで、リーグ首位のチーム(現状では中日)との決勝ラウンドに進んでしまうのである。

さらには、15ゲームほどもある1年間トータルのゲーム差に対するアドバンテージが僅か「」という、オオバカヤロウな制度なのである。これだけの差があれば、少なくとも総てアウェイの条件で5戦5勝くらいのアドバンテージをつけない限り「出来損ない」としか言いようがなく、選手や関係者の立場からすれば、これでは何のために半年間をかけて150試合近くも戦って来たかわからないではないか、というものである。

と、ここまでは去年も書いた事の繰り返しだが、実はこのプレーオフが導入されて今年で3年目になるが、ファンの立場から観ると不思議とこれまでは手に汗握るような名勝負が繰り広げられて来た事もまた事実であり、プロ野球という「興行」的な面から見れば、集客や注目度などから見て成功しているのは確かなだけに、余計に厄介だ。だからこそ、ここまで人気に胡坐をかいていたセリーグも、今更ながらバカにしていたはずのパリーグを真似て、来年からは二番煎じの恩恵に肖ろうという、さもしい発想に至ったのだろう

そんな状況下で、今年も「西武vsソフトバンク」という対戦で第一ステージなるものが始まったのであり、日頃はパリーグの試合などは観る事がない(元々、TV中継が滅多にないという事情もあるが)ワタクシのような人間も、この時ばかりは期待しつつ、TVに噛り付いていたりする実情があるのだ ( ´∀`)タハ

その第一戦は、予想通り「斉藤vs松阪」という、今のプロ野球界で間違いなく一、二を争う最高のエースの対決となり、そして両投手が期待通りの投球を展開して、最後まで目が離せない稀に見るような手に汗握る緊迫した投手戦となった。

それにしてもプロ8年目の松坂が、相変わらずのやんちゃ坊主のような童顔であり、またソフトバンクの川崎選手が見れば見るほど、あの『巨人の星』の飛雄馬に似てるのには笑ってしまった。

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