2年、3年と成長していくにつれ、皆の学力もそれなりに上がってきたこととはいえ、元々他の生徒らとは天地ほどの開きがあっただけに、成績は依然としてトップを独走。
中でも得意にしていたのが国語と算数で、殆ど100点満点を通し皆に差をつけるパターンが定着していた。
逆に音楽と図工だけは苦手で、なかなか「5」が取れない。
体育は、相変わらずズル休みを続ける水泳を除いてはほぼオールラウンドで、このころ放課後などで流行っていた「ドッジボール」では、異常に発達した反射神経を発揮し「神懸り」の域に達していた。
にゃべっちが3年生になると兄マッハは高校に入学し、中学時代同様に陸上部にスカウトされる。
3年生のクラスでは、相変わらず女の子のような美少年であったにゃべっちが、同じく美少年でにゃべっちに次いで賢いマサ君を抑えて1番の人気者だったが、女子では一人図抜けた輝きを放つ美少女・香ちゃんが、クラスのアイドルに。
なにを隠そう、この香ちゃんこそ、ひょうきんな元気モノ・にゃべっちにとって初恋の女の子だった。
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