第2幕
ヴォルフラムらと共にヴァルトブルク城へと戻ったタンホイザーは、エリーザベトと再会を果たし、お互いに喜び合う。その日は、ちょうど歌合戦が開かれる日(「歌の殿堂のアリア」、「大行進曲」)で、課題は「愛の本質について」
ヴォルフラムや他の騎士達が女性に対する奉仕的な愛を歌うのに対し、タンホイザーは自由な愛を主張して観衆の反感を買い、ついにはヴェーヌスを讃える歌を歌いだす(「ヴェーヌス讃歌」)
激怒した騎士たちはタンホイザーを諌め、エリーザベトは領主に彼の罪を悔い改めさせるように願う。我に返ったタンホイザーは、自分のしたことを悔やむが時すでに遅い。領主はタンホイザーを追放処分とし、ローマに巡礼に行き教皇の赦しが得られれば戻ってきてよいと言う。タンホイザーは、ローマ巡礼に加わりヴァルトブルク城を去っていく。
日本初演
日本初演は1947年7月12日、東京劇場における藤原歌劇団の公演の一環として行われた。出演は藤原義江(タンホイザー役)、三宅春恵(エリーザベト役)ほか、指揮はマンフレート・グルリットによる。この興行は全公演とも入場率100%を記録し、現在に至るまでの日本のオペラ公演で、これに及んだ入場率はない。
出典Wikipedia
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