※とにかくカッコイイ曲
曲、演奏、画像すべてが素晴らしい!
かつて「N響アワー」のオープニングテーマにも使われていた「木星」は、組曲『惑星』全7曲の中で圧倒的に有名である。
6本のホルンが大活躍する分厚い音の響きと、イギリス民謡風のノスタルジックな美しいメロディーが交錯する素晴らしい曲。様々なシーンや演奏会などでも、これだけ単独で採り上げられる事が多い。と言うよりは、寧ろこの「木星」ばかりが突出してしまっている恨みはあるが、他にも冒頭の「火星」なども傑作と言える。
『惑星』はポピュラーな有名曲だけに、店頭には非常に沢山のディスクが並んでいるが、偶々最初に聴いたメータのそれなどは、どういうわけか非常にスケールの小さいショボイ演奏に終始していた。そのため、折角のR.シュトラウスばりの四管編成の大オーケストラのためのこの大曲の魅力が、すっかり台無しにされてしまっていたのは、なんとも腹立たしかった。こういう事があるので、ディスク選びはくれぐれも要注意だ。
木星、快楽をもたらす者
原題:Jupiter, the Bringer of Jollity
組曲中、最もよく知られている。特に中間部Andante maestosoの旋律が非常に有名。この曲もスケルツォに近い性格を持ち合わせている。大きな三部形式であり、主調はハ長調、中間部は変ホ長調、終盤で中間部の旋律が戻ってくるときにはロ長調である。
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