2005/07/10

ロドリーゴ アランフェス協奏曲(第2楽章)

 

音源は悪いが、ギターの神様イエペスの貴重画像

 

ロドリーゴは、スペインの古都アランフエス(マドリード県南部にある都市で、宮殿が有名)が、作曲当時のスペイン内戦で被害を受けたことから、スペインとアランフエスの平和への想いを込めて作曲したと言われている。

 

2楽章については、病によって重体となった妻や、失った初めての子供に対する神への祈りが込められているとも言われている。

 

古典派以来、一般的な協奏曲は第1楽章が最も長いものであるが、この作品は緩徐楽章である第2楽章が最も長く、その哀愁をたたえた美しい旋律から広く知られている。

 

なお、クラシック・ギターの音量が小さいことから、オーケストラが音のバランスに苦労する(オケの音量を下げたり、ギターにマイクを置くこともある)ことでも知られる(これは、ある程度ギター協奏曲全般についていえる)

 

全体として簡素な書法で書かれており、フランシス・プーランクは、この作品を「一音の無駄もない」と評している。

 

1991年にスペイン国王ファン・カルロスより貴族に列せられ「アランフエス庭園侯( Marqués de los Jardines de Aranjuez )」の爵位を授かった。1996年には、スペイン国民にとって最高の名誉を意味する「アストゥリアス王太子賞」を授与されたほか、1998年にはフランス文化勲章を獲得した。

 

1999年にマドリッドにて逝去。97年の生涯であった。

出典Wikipedia

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