2004/11/28

御三家の復活


 第2期定期(期末)考査。

初回の第1期はエリ(1位)、マザー(2位)、恵(3位)と女学生が上位3位を独占する旋風が吹き荒れたが、その波乱の余韻覚めやらぬうちに行われた、7月の期末考査。再びエリ、恵ら新興勢力が「御三家」に割って入るのかが、最大の焦点だ。

結果は、これまで2回続けてトップを譲ったことのないマザーがトップに復活し、さらには前回の「女学生旋風」の逆風の中で、初めて4位の屈辱を味わった御曹司タカミネが、負けじとマザーと並んでトップに並び立った。

マザーはこれで4度目、タカミネは3度目のトップで実力考査を入れればマザーと同じ4度目のトップだ。そして、前回はまさかの7位に下がったカトーも順当に3位に復活して「御三家」揃い踏みとなった。

波瀾に満ちた前回とは打って変わり、御三家が上位に並んだところは順風過ぎたが、続く4位にはこれまで名前を聞いたこともなかった、マザーと同じ中学出身のマツモトが4位に食い込んできたのは波瀾だった。地味を絵に描いたような、モッサリとしたマツモトだけに、このいきなり登場には

「えっ?
マツモトって、誰?」

という声が、あちこちから訊かれた。

中学同窓のマザーですら

「あれー、マツモトってアンタのことだったの?
アンタ、ここ(A高)にいたのか」

と、その存在に初めて気が付いたらしく周囲の爆笑を誘い、陸上部の選手に相応しい逞しい体を縮めながら

「クク・・・アイツめ・・・」

とか嘆いていた (ノ∀`)アヒャヒャヒャヒャ

続く5位には麻衣子、6位には前回初めてトップ10から滑り落ちていたコンドーが復帰し、7位に『B中』同窓の梓が食い込む大健闘。そして、これまで同様、まったく勉強していなかったにゃべが、どういうわけか9位に食い込み、入学直後の初回考査の「5位」以来のトップ10入りとなったのは、自分自身が最も驚いてしまった (  ゜ ▽ ゜ ;)エッ!!

今回の発表は50位まで。前回16位に下がったヒムロは今回も14位と振るわず、いよいよ化けの皮が剥げかかって来たか。そして、なんと言っても最大の注目は、言うまでもなく前回の「女学生旋風」を巻き起こした主役たちだったが・・・前回トップで注目を集めたエリが、一気に20位まで後退したのを筆頭に、前回3位の恵はなんと30位、前回5位のお嬢も17位に後退となった。

こうして見るにつけ、好順位を続けることの大変さがよくわかり、毎度上位に君臨し続ける「御三家」の偉大さが身に染みてよくわかるのである。

そのほか関係者を見ると、真紀が19位、ムラカミが23位、前回8位の淳子は何が起こったか34位に後退。もうひとりの美少女の茜も、今回は40位と振るわなかった。

前回は21位のにゃべに次ぐ22位だったゴトーの名は50位までにもなく、にゃべとは大きな差がついた。

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