ショパンは、ピアノとチェロのためのチェロ・ソナタを3曲残した。そのうち2曲は青年期に書かれたものであるが、この作品は最後の室内楽曲であるばかりでなく、生前に発表・出版された最後の作品となった。全楽章に渡りチェロとピアノを対位法的に扱っているのが大きな特徴であり、あくまでもチェロとピアノが対等かつ相補的な関係となった。
恋人ジョルジュ・サンドと別離し、持病の結核も悪化していくという晩年の苦しい状況を反映してか、どこか重々しい音楽になっている。ピアノで頂点を極めたショパンが、遂に新境地への足掛かりとして挑んだ大作と思われるだけに、40歳前という若さで亡くなったことは実に惜しまれる。
出典Wikipedia
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