『アルルの女』は「第1組曲」と「第2組曲」各4曲、合計8曲で構成されている。
第1組曲の方は、ビゼー自身が劇音楽の初演後すぐに組曲としたもので、第2組曲の方はビゼーの死後、友人エルネスト・ギローの手により完成された。ギローは管弦楽法に長けており『アルルの女』
以外の楽曲も加えて編曲した。
今日では、なぜかビゼー自身の選んだ第1組曲の影が薄く、友人ギローの選んだ第2組曲の方が遥かに有名となっているが、ワタクシ自身は世評とは反対に第一組曲の方に、より魅力を感じる。
中でも、特に好きなのは第3曲「アダージェット」と第4曲「鐘(カリヨン)」だ。この「アダージェット」を聴いていると、天国とはこういう感じかと思わず想像してしまうくらいに、この世のものとは思えないくらいに美しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿