2004/11/06

ビゼー『アルルの女』第1組曲(アダージェット)



アルルの女』は「第1組曲」と「第2組曲」各4曲、合計8曲で構成されている。

1組曲の方は、ビゼー自身が劇音楽の初演後すぐに組曲としたもので、第2組曲の方はビゼーの死後、友人エルネスト・ギローの手により完成された。ギローは管弦楽法に長けており『アルルの女』 以外の楽曲も加えて編曲した。

今日では、なぜかビゼー自身の選んだ第1組曲の影が薄く、友人ギローの選んだ第2組曲の方が遥かに有名となっているが、ワタクシ自身は世評とは反対に第一組曲の方に、より魅力を感じる。

中でも、特に好きなのは第3曲「アダージェット」と第4曲「鐘(カリヨン)」だ。この「アダージェット」を聴いていると、天国とはこういう感じかと思わず想像してしまうくらいに、この世のものとは思えないくらいに美しい

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