「東京は物価が高い」というのは耳にタコが出来るほどによく訊く話だが、東京に移住して半年のワタクシの感じでは住居家賃のバカ高いのを別にすれば、正直地元(愛知県)と比べても、それほど変わらない気がしていた。日常的な感覚で地元に居た時に比べ、割高感を実感するのはドラッグストアとスーパーである。ドラッグストアには、あまり用がないからまだしもいいが、スーパーとなるとモロに打撃を受けるから堪らない。たまたま今住んでいる吉祥寺など、これまで住んで来た土地にロクなスーパーがなかっただけなのかもしれないが、かつては地元に大型スーパーが幾つもあってお値打ちな品揃えをしていたのが当たり前だっただけに、東京のスーパーはどれも小さい店舗ばかりのくせに、やたらと高いイメージなのである。殊に先日の大晦日の買出しでは、いよいよ東京スーパーの「阿漕さ」を実感した。
正月と言えば欠かせないのが蒲鉾と出し巻き玉子であるが、地元のスーパーでは365日変わる事なく、通常価格(180~200円くらい)で並んでいる蒲鉾や出し巻きが、東京では大晦日を迎えた途端に店頭から姿を消し、代わって「小田原直送」だのなんだのの「熨斗」が付いた「2本入り980円」といったような、高価なものばかりが並んでいるのではないか。しかも一本で500~600円もしているのには仰天した (;゜△゜)ノ
これが蒲鉾の値段かよ
出し巻き玉子も同様で、一本500~600円もする「伊達巻」ばかりがデカイ顔をして並んでいるのは、いかなる了見なのか。
たかが玉子焼きだべ
おせち用の佃煮や食材が、この日に高くなるのは仕方ないとしても、大した実のない「煮〆」が780円もしているのにさらに驚いた。どう見ても、コンビ二辺りでは250円くらいで売っているヤツが、精々二皿分程度のボリューム程度であるにもかかわらず、なのである。これならオリジン弁当の惣菜を買った方が遥かに安いし、好きなものだけをチョイス出来る上に半額くらいで済むハズだ。
おせちといえば、週3回は通っているオリジン弁当で、3150円の「おせちセット」の予約を頼もうかと一瞬迷ったが、予約の面倒が先立って結局買わなかった。「31日に店頭でお渡し」と書いてあったから、あの大雪の中で自転車で取りに行く難行を考えたら、結果的には注文しなくて良かったが。それにしても有名デパートならともかく、名も知れぬ(?)スーパー辺りの1万円もする「おせち料理」を買う酔狂な御仁がいるのだろうか、などと要らぬ勘繰りをしてしまった。
おせちといえば、週3回は通っているオリジン弁当で、3150円の「おせちセット」の予約を頼もうかと一瞬迷ったが、予約の面倒が先立って結局買わなかった。「31日に店頭でお渡し」と書いてあったから、あの大雪の中で自転車で取りに行く難行を考えたら、結果的には注文しなくて良かったが。それにしても有名デパートならともかく、名も知れぬ(?)スーパー辺りの1万円もする「おせち料理」を買う酔狂な御仁がいるのだろうか、などと要らぬ勘繰りをしてしまった。
しかしながら、なんと言っても腹立たしさの極みは、正月料理の定番ともいえる刺身の盛り合わせである。これまた地元を引き合いに出して申し訳ないが、去年まで毎年違うスーパーへ買い出しに行っていたが、大晦日に限って身が通常の半分くらいしかないような、ショボイ盛り合わせばかりを並べて恬として恥じない厚顔な店には、一度としてお目に掛かった事がなかったが、東京ではどのスーパーもこうした「阿漕な」事を平気でやるのだろうか?
繰り返すが、地元では大晦日も他の日も変わりない品を、ごく当たり前に普通に提供していたのである。もしや全国的に見て、こっちの方が変り種なのか?
そんな疑問を胸に、3店舗歩いて見た末に最もマシに見えた店で買い「黒松白鹿・特選本醸造」のお燗をしながら、盛り合わせをパックから取り出して再度仰天した ( ̄▽ ̄;)!!ガーン
ナント・・・それまではてっきり「つま」に埋もれていると思っていた下の部分が、元から切り取ってある「半ペラ」だったのである。ここまで来ると、最早詐欺も同然だ。しかも「ふぐ刺し」などは「調理師の薄切り選手権・優秀作品かい」と思えるくらい見事なまでに透け透けに捌いてあり、思わず柳刃包丁を持つ手がワナワナと震えた (メ-_-)ノ~┻━┻
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