2005/01/18

サティ『風変わりな美女』ほか

風変わりな美女

風変わりな美女・ピアノ版・大リトルネッロ

 
フランス・月世界マーチ

眼の中の神秘的な接吻”のワルツ


上流社会のカンカン

後にドビュッシーやラヴェルも、旋法を扱うことによって既存の音楽にはなかった新しい雰囲気を醸し出すことに成功しているが、この大きな潮流はサティに発するものである。

生涯サティへの敬意について公言し続けてきたラヴェルは、ドビュッシーこそが並行和音を多く用いた作曲家だと世間が見なしたことに不満を呈しており、その処女作「グロテスクなセレナード」において、既にドビュッシーよりも自分が先に並行和音を駆使したと述べ、それがサティから影響を受けた技法であることにも触れている。

また、彼の音楽は厳密な調性から外れた自由な作風のため、調号の表記も後に捨てられた。したがって、臨時記号は1音符ごとに有効なものとして振られることとなった。拍子についても自由に書き、拍子記号や小節線、縦線、終止線も後に廃止された。調号を書かずとも、もしそこの音の中に調性があればそれが現実であり、拍子記号や小節線などを書かずとも、もしそこの音の中に拍子感があればそれが現実であるとみなしていたため、実際には、それらが書かれていないからといって、調性や拍子が必ずしも完全に存在しないわけではなかった。

散文的に、拍節が気紛れに変動するような作品も数多く存在し、調性とはほど遠い楽句や作品も数多く生み出されている(これらは、どんな場合にも完全に放棄されたわけでなく、最晩年の「ノクターン」や「家具の音楽」のように、読譜上の便宜面からの配慮によって、拍子記号、調性記号、小節線を採用した曲が稀にある)
出典Wikipedia

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