2005/01/10

東京のフィットネスクラブ

 地元にいる時から、しばしばフィットネスクラブで汗を流していましたが、昨年夏に上京してからは転職活動と新しい職場に入った関係もあり、当初はなかなか時間が取れなかった。時間もさることながら、そもそも東京の地理がわからない上に、どこにどういった施設があるのかも皆目わからないので、ネットで調べる事にした。

本来であれば最も手っ取り早いのは公共の施設ですが、東京都の場合はこれが実にややこしい。同じ東京都なのに区によって方針の違いがあり、施設のある区に住んでいるか或いは職場があるかとかいう規定があって、よそ者は使用出来ないというのが実に不親切かつ厄介である。

名古屋市の場合は、どの区の施設へ行っても一度として住所や勤務先など訊かれた事がないから、名古屋在住ではないワタクシでも出先の幾つもの区の施設をデカイ顔をして勝手に利用して来ましたが、東京の場合はそうはいかない。
区によっては稀に完全なビジターでも利用が出来る施設があっても、初回には面倒な「指導」とやらを受けなければならないのが鬱陶しさの極みである。

「他の区の施設の利用経験が豊富だから、指導なんて必要ないが・・・」

と言っても

「区の方針ですので、指導を受けられない方はご利用いただけません・・・」

と壊れかけたロボットのように、呪文を繰り返すばかりでなのである。こんなバカな連中と言い争いをして時間を費消するのも業腹なので、高いのを我慢して民間の施設へ行く事にした。

といってもしばらくは仮住まいで、また住居の定まらない身では正式にどこかの地域のクラブに入会するというわけにもいかないから、どうしたものかと思案しながらネットでの検索を続けていると、沢山ある民間のこうしたフィットネスクラブでは「有料体験」というものをやっていることが判明したのである。

これは競争の激しい、東京の良いところであるといえるだろう。さらにマンスリーの郵便受けには、こうしたクラブのチラシがしばしば入っており、それには「有料体験実施中」と書いてある事が多く、大抵は2000円くらいで一度の施設体験が出来る仕組みらしい。かつて住んでいた田舎町では、こんなことは滅多にないのである。

これらを利用して、随分と沢山のフィットネスクラブをハシゴして来たものだ。新宿に近かった代々木の時ばかりでなく、吉祥寺に移ってからもこれらのクラブのチラシがよく入っており、気付いたら引越し後僅か2ヶ月の間に吉祥寺に4軒あると言われる有名フィットネスクラブ(メガロス・ティップネス・NAS・ワウディー)を総て体験制覇してしまっていた。

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