第4期定期考査

大学受験を控えたこの年は、本来12月に行われるはずの第4期定期考査が、11月に前倒しして行われた。

 

この年は、夏休み明けに行われた実力考査を含め、これまで4度の定期試験でトップを独占し合って来た御曹司とマザーを抑え、カトーがトップに立っただけでも驚きだったが、さらに2位にコンド―が食い込んだ。この年は、ここまで必ずトップか2位に着けてきたマザーと御曹司の両巨頭は、遂に3位と4位に後退した。

 

「御曹司の4位」は、3年間で2度目のワースト順位である。このところ進境著しいヨシカワが、御曹司と並ぶ4位に食い込んだのは目を惹いた。

 

前回、10位以下に落ち込んでいたサトジュン（6位）、ヒムロ（7位）、ヒノ（8位）が、それぞれトップ10に復帰し、前回不振を極めたエリ（同27位⇒8位）、淳子（同20位⇒10位）も復活したことで、トップ10の顔ぶれが大幅に入れ替わった。

 

前回2位と躍進した麻衣子は12位、前回8位、9位の恵とシガはそれぞれ22位、23位と凋落したのを始め、お嬢（13位）、フクザワ（15位）が10位以下に転落。言うまでもなく「まったく勉強していなかった」にゃべは、前回より下がったが、それでも18位に留まった。

 

中学同窓の梓は、ひとつ上の17位。そのほか20番台に茜と真紀、30番台にムラカミ、40番台に千佳、ゴトー、中学同窓のもろこ、奈津子はさらに下がって70-90番辺りに名前が見えた。