入学時に『B小』の歴史に残るほどの高い知能を披露し、それを実証するかのように高学年並みの圧倒的な成績を収めつづけた事で、教師を始め周囲の大人たちから《神童》と崇め奉られてきた、にゃべっち (*Φ皿Φ*)ニシシシシ
同時にまた、どんな女の子にも負けないほど稀有な美貌と抜群の運動神経を兼ね備え、まさにあらゆる点から《神童》と呼ばれるに相応しい存在と言えた。
「シンドーって何?」
と無邪気には思いながらも、己を取り巻く周囲の特別扱いを子供ながらの敏感さで感じ取り、密かに有頂天の日々。
そんな状況が3年間も続いては、いつの間にやら少年が増長してしまったとしても不思議はない。
そんな《神童》をよそに、小学校も高学年辺りになると「ガリ勉組」が現れ
「○○は塾に通って、ガリガリと勉強しているらしいぞ」
「○○には家庭教師が付き、英才教育をやっているらしい」
といった噂も飛び交い始めた。
だが《神童》の勉強嫌いは、筋金入りだ。
「誰がどんなに頑張ろうと、オレには関係ない」
自宅での予習復習などは1分たりとも行ったことがなく、授業中ももっぱら私語やよそ事に忙しかった。
そのような怠け者ではありながらも、依然圧倒的なトップの座を安泰のうちに維持し、予習・復習怠りなく授業態度も真面目な香ちゃんを始めとした女子をも、まったく足元にも寄せ付けなかった。
思えばこの低学年時代こそは、周囲や関係者の期待と尊敬をその小さな身体に注がれ、最も神々しいオーラを放っていた時期と言えた (´0ノ`*)オーホッホッホ
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