2003/08/30

モーツァルト アイネ・クライネ・ナハトムジーク(第2&第3楽章)



●第2楽章
 
 前回紹介した第1楽章(アレグロ)に続くのが、第2楽章の「ロマンツェ(romanze)~アンダンテ(andante」だ。  

4楽章の構成ながら、第1楽章「アレグロ」があまりにも有名すぎるために、逆にこの第1楽章(それも冒頭だけ)しか知らないという人が多いと思うが、続くこの曲も独特の甘いメロディで人気が高い。  

ところで、実際にモーツァルトが作成した目録によると「アレグロ」と、この「ロマンツェ(romanze)~アンダンテ(andante)」の間に「メヌエット&トリオ」という曲があったようだが、どこかに消失してしまったらしい。  

失われた第2楽章は、その後も発見されていないため、現在も欠落した形態で演奏されている。

モーツァルトは、作曲を始めると最後まで仕上げるか、或いは中断した場合は永久に放置した。

ベートーヴェンのように、長期間かけて作曲することはなかった。  

また、モーツァルトは即興に優れていたが、ブルックナーのように完成してから書き直すことも、なかったらしい。  

ロマンス」という名で呼ばれる名曲は沢山あるが、その中でもベートーヴェンの『ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス』と並ぶ有名曲である。
※参考 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mozart/index.htm


●第3楽章


 4楽章それぞれに良さがあるが、第3楽章だけやや規模が小さく、第4楽章への橋渡し的なイメージが強く、やや魅力に欠ける。

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