2003/12/15

「神様」の深謀?( 「長嶋様は神様だ」の詩の主題による変奏曲part3)

 ミスターといえば、若い人などには

「わけのわからない解説」

「何言ってんだか、サッパリわからないオジサン」

としてつとに有名になっていますが、この辺りについてミスター信奉者である作家氏に言わしめると、このような感じになるそうです(うろ憶えのため、部分的に勝手に創作しています)

《『ミスターの解説はわけがわからん』とか『何を話してるんだか、サッパリ理解不能』とか良く言われるけど、要するにそれはミスターの頭が悪いのではなく、我ら素人の野球頭が低級過ぎるのに対し、ミスターの野球頭が高級過ぎるからなんだ。

つまりミスターという人は、こと野球頭に関してはそれこそ「神様」(天才中の天才といったニュアンス)なわけよ。

一投一打を見る度に、パッと総ての展開が深奥まで見えてしまうわけ。

無論、専門家なら、誰しも多かれ少なかれそういった傾向はあるんだろうけど、要するにミスターの場合は、そのレベルが極端に凄いんだなぁ。

だから、ミスターの頭の中にある内容を普通の人に話しても、あまりにも高度すぎて理解できないワケよ

喩えて言うなら、アインシュタインが物凄い理論を構築した場合だってさ、彼の頭にある内容をそのまま一般人に話したって、殆んどの人はなに言ってんだかサッパリわからない、って事になるのと同じなわけだね。

普通の解説者なんかは、そんな面倒な事はしませんよ。

ところがミスターという人は、物凄くサービス精神が旺盛な人だからね。  

自分の頭の中にある事(つまり「神様」レベルの野球理論)を、何とかして素人にもわかり易く伝えようとするんだよね。

ところがここに矛盾というか無理があって、こと理論に関しては「神様」のミスターとはいえ、話し言葉やボキャブラリーといった表現力に関しては普通の一般人レベルだから、その頭の中にある高度な内容を言葉として伝えるには、どうしたってボキャブラリーが貧困に見えてしまうんだな。

理論が高度なだけにね。

その自己矛盾が焦りを呼んで、あの一見ワケのわからないような解説になっているのじゃないかな・・・》

という事らしい。
  
 素人目には有名選手ばかりを掻き集めて、独り悦に入っているようにしか見えないミスターの頭の中には、その実我らド素人には到底思いも及ばぬような、深慮遠謀でもあるのでしょうか?

そういえば常々、各所から

「ミスターは古巣の巨人ばかりではなく、プロ野球界全般の発展を常に大所高所から願っておられるお方である」

とも言われている通り、あの一見手前勝手で傍若無人にも見える振る舞いの結果として、今日優秀な頭脳があちこちにバランス良く流出分散され、チーム力の均等化に繋がっていったのも、単なるズボラから発生した意図せぬ偶然の産物ではなく、実のところ深い深遠な計算あってのお芝居だったのか?

ところで余談ですが、人一倍のスタイリストであるミスターはファンのイメージを壊すまいと、監督時代から老眼鏡に抵抗して裸眼で通したといわれますが、監督の座を退きテレビ画面に映る機会が減ったのを機に、遂に寄る年波には勝てずに老眼鏡を使う事になったと言われています。

通常、見慣れない人のメガネ姿というのは、得てして暫くは滑稽に見えて思わず吹き出したりしてしまうものですが、あの四角張った顔の輪郭のミスターは殊のほかメガネが良くお似合いで、初めて見た時からまったく違和感を感じない珍しい例に挙げたのは、果たしてワタクシだけの目の錯覚だったでしょうか? ( ´艸`)ムププ

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