今日もアテネ五輪関連となります。実を言えば、競技初日の柔道最軽量級では男女共にかなりの確率で金メダルと予想できた事から、言ってみればこれは予定通りのスタートでしたが、2日目からはこれほどまで連日「金」が出るとは思ってもみなかった事もあり、通常の「9ちゃんねる」の合間に「金」が出た時に、つまり当初の目論見では精々3日に1回くらいの割り合いで、この「アテネ五輪特集」を挿入するつもりでしたが、嬉しい誤算と言うべきかこれで4日連続となってしまいました。
日本選手団の獲得する「金」の数がドンドンと増えていくのは真に喜ばしいことですが、そうなるとワタクシとしては今までのように過去に書き溜めてきたストックをupしていくだけという楽な作業に代わり、TVで見たばかりの「金」の瞬間をほぼリアルタイムで作成していかねばならず、嬉しい悲鳴を上げながらも青息吐息の日々が続き、このような「自転車操業」がいつまで続くやらと、早くも変な不安が頭を擡げてきました。
柔道
この日も女子柔道の谷本選手が鮮やかな柔道を展開し続け、一昨日の内柴選手同様に緒戦から決勝までオール一本勝ちという快挙を達成してしまったから
(こりゃまた、書かないわけにはいかんなー)
と、嬉しい悲鳴が一オクターブも高くなりそうなところです。
それにしても谷本選手の快進撃は、まさに目を瞠るばかりでした。YAWARAさんは別格としても、上野選手や阿武選手らメダル候補に比して、女子の中ではそれほど注目度が高いとはいえなかったのが、この谷本選手です。正直なところ前日の男女の惨敗を見たせいもあり、ワタクシ自身も大して期待していなかった。
正確に言えば、期待していなかったというのはワタクシ自身の無知に因るところが大きく、実のところ「谷本選手」という名前は微かに何度か聞いた記憶こそはあったものの「では、どんな選手か?」と説明を求められれば答えに窮するところで、他人を巻き添えにするわけではないものの、恐らくは余程の柔道マニア以外の多くの人々の認識も五十歩百歩だったのではなかろうか、と勝手に決め込んでおります。
そんなクダラナイ御託はさておき、勝負事に限っては無名だろうがなんだろうが、要は勝てば文句はないわけです。そんな観点からすれば、まさにこの日の谷本選手の強さには
(まだ、こんな強い選手がいたとは・・・)
と舌を巻かずにはいられないほどで、溌剌とした動きと小気味良いほどの積極性を伴った技の冴えは、あたかも野村選手を見ているかのような錯覚に陥ったものでした。
これで柔道は、4日間で男女の8階級を終え「金4.銀1」と、半数の階級で金を独占しているのだから見事なものです。残る男女6階級には、かなりの高確率で金が有力視される男子100kg級の井上選手を筆頭に、金候補の一角に挙げられる女子70kg級の上野選手と男子100kg超級の鈴木選手、女子78kg級の阿武選手、また女子78kg超級の塚田選手と男子90kg級の泉選手にしても、この日の谷本選手や先日の内柴選手のように下馬評を跳ね除けて一気に頂点に駆け上がらないとも言えないところであり、是非ともこの調子で最後まで頑張っていただきましょう。
競泳
エース北島選手の金メダルスタート(100m平泳ぎ)で意気上がる競泳陣では、前日の100m背泳ぎ銅の森田選手に続き、この日もまた200mバタフライで山本選手が銀メダルと、3日連続してメダリスト誕生という快進撃が続いています。 山本選手は今回が三度目の五輪出場で、ようやく長年の念願かなって初めて手にしたメダルであり、喜びもひとしおといったところでしょうし素直に祝福したいですねー。
野球
金メダルを目指す野球では、エース松坂の好投と三本のホームランで宿敵キューバを圧倒するという思ってもみなかった展開で会心の勝利を収め、一気に波に乗ってきそうです。勿論、王者キューバの方は「本番」となる決勝トーナメントに備え、ある程度の力を温存している事でしょうからこの結果は額面通りとはいかないでしょうが、これまでどうしても勝てなかった相手だけにこの「勝利」という実績は、キューバに対するコンプレックスを解消し「本番」(決勝?)では互角の精神状態で戦うお膳立てが整った、と見ることも出来るでしょう。
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