2003/09/08

ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集『四季』第2番「夏」




※ゴッホの絵画付きの豪華版!!!
1楽章
かんかんと照りつける太陽の絶え間ない暑さで、人と羊の群れはぐったりしている。

松の木も燃えそうに熱い。

カッコウの声が聞こえる。

キジバトの囀りが聞える。

北風が、そよ風を突然脇へ追い払う。

やって来る嵐が怖くて慄く。

ヴァイオリンの一瞬一瞬の“間”に続いての、絶え間ない音の連続が荒れる嵐を表現している。

2楽章 
稲妻と雷鳴の轟きで眠るどころではない、ブヨやハエが周りにすさまじくブンブン音を立てる。

それは甲高い音で、ソロヴァイオリンによって奏でられる。

3楽章(夏の嵐)
嗚呼、彼の心配は現実となってしまった。

上空の雷鳴と雹が、誇らしげに伸びている穀物を打ち倒した。
 ※Wikipedia引用

学生時代に、深夜にTV放送されていた「全仏オープンテニス」を観ると、オープニングのテーマ曲がこれだった。   

テニスの試合もだが、次第にこの曲の魅力に惹かれ、いつしかワタクシの中ではこれなくして「全仏テニス」が始まらない、というイメージが出来上がった。

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 ヴィヴァルディは10歳で教会付属の学校に入り、25歳で司祭に叙階される。  

赤毛だったことから「赤毛の司祭」と呼ばれるようになった。

司祭になると同時に、ヴェネツィアのピエタ慈善院付属音楽院 (Ospedale della Pieta) でヴァイオリンを教え始め、2年後には作曲と合奏を教えるようになる。  

その後、多くの曲を作り、演奏旅行で各地を回った。  

早筆で知られ、500を超える協奏曲を作曲したヴィヴァルディは  

「写譜屋が写譜するよりも早く、協奏曲の全パートを作曲できる」  

と豪語していたと言われている。

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