次の大阪旅行の時も、当然の如くに予約センターに電話をすると
「新しく出来たばかりのホテルに、8800円でお泊まりいただけます」
「8800円はちょっと高い。7000円台くらいのはないのかな?」
と訊くと
「お客様・・・失礼ですが、数ヶ月前にもご利用いただいた方ですか?」
と、相手が電話の声をしっかりと覚えていたのには驚いた。実はワタクシの声というのがかなり特徴があるらしく、過去にも電話で遣り取りをする相手から「もしもし」というだけで
「にゃべさんの声って、独特で直ぐにわかりますねー」
と言われた事は何度となくあったが、さすがに3ヶ月前に一度かけただけのこの相手が憶えていたのには舌を巻いた。
「7月に予約を頼んだけどね。あの時は、xxxというホテルが7500円で・・・あそこは凄く良かったなー」
「ありがとうございます。あの時は確か7月始めだったと思いますが、オープニングキャンペーンで特別料金だったんです。よろしければ今でも、1万3000円でならご宿泊いただけますよ」
「いや、予算が乏しくてね・・・8000円まででお願いしたいんだ・・・」
ところが生憎と間の悪い事に、この料金帯では先に出てきた8800円の「xxxx」というホテルしかなかった。
ところで、この話は随分と前の事だが今と比べると社会全体が大らかな時代だったのか、前回泊まったホテル同様に清算がチェックアウト時となっていた。
(てことは、あのままチェックアウトの手続きなんかせずに、トンズラしちゃってもわからなかったわけか。ならば目ぼしい備品を拝借して、トンズラしてやればよかった・・・)
と気付いて地団駄を踏んだものの、既に清算を済ましてしまった後だけに総ては後の祭りである。
(よし、もう一度あのホテルに泊まって、トンズラしてやるぞー)
と2ヵ月後の12月の旅行の際に、再度このホテルを予約してチェックインすると「料金は前払いになっております・・・」どうせ最初から払う気がないから料金の確認を怠っていたら、いつの間にか値も9150円に上がっていたのだった。
(チクショウ、誰かに先を越されたか・・・)
何となく惜しいような、少しはホッとしたような変テコリンな心境であった ( ̄m ̄*)ブブッ
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