4月は五球団が5割のラインにダンゴ状態で並ぶ中、ブッチギリの最下位をウロチョロした挙句に、見どころのないまま終わったのがGでした。例よって大部分のお気楽なG党は
「な~に、そのうちに本領発揮して浮上してくるさ・・・」
などと暢気に構えていましたが、4月の戦い振りを断片的にでも見る限りはどう眼を皿のようにして贔屓目に見ても、浮上のきっかけとなりそうな材料はまったく見当たらず、したがって5月以降も同じような苦しい戦いの日々を強いられる事になるのであろう、と予想してみせたのはこのワタクシです。そしてG党には困った事に、またワタクシ的には至極当然の如くに、その悪い予想はまたしてもズバリ的中してしまいました。
ここまで47試合を終えて25勝22敗。11勝12敗と負け越しに終わった4月に比べるなら5月は14勝10敗と幾らかはマシになったとはいえ、相変わらずつまらない連敗が続いたり、楽に勝てるハズの試合を終盤で何度も落としたりと、昨年の阪神のように抜け出すだけの力のあるチームがなくダンゴレースが続いているお蔭で、なんとかトップともそれほど離されずに済んでいるというのが、ここまでの展開です。
2ヶ月を終えたこの時点で貯金が僅か「1」というテイタラクの原因は、言うまでもなくいつまで経ってもピリッとしない投手陣で、上原を始めとした先発投手陣5人の中でマトモに働いているのは、皮肉な事に41歳のオジサン工藤だけというのだから、なんとも情けない。これだけのメンバーを抱えて5割を維持するのがやっとという堀内監督には、一刻も早くお引取りを願いたいものです。かくなるうえは堀内ボンクラ監督に代わり、ワタクシが采配を振るってみることにしましょう。
まずは投手起用。先発は工藤を柱に上原、久保、木佐貫、林の5人で廻し、中盤のチャンスで打順が廻っても安易に代える事をせず、可能な限り引っ張る。中継ぎはランデル、三沢を軸に、ストライクすら満足に取れない岡嶋と前田は、ワンポイント以外では使わない。抑えは新戦力のコーリー次第ですが、シコースキーと河原ではとても心許ないので、トレード期限の6月末までを最大限に活かして使える投手を補強する。球に威力のない桑田はともかくとして、シコースキーと河原はセットアッパーとしてなら、まだそれなりの使い道があるでしょう。
次に野手ですが、こちらは以下のように大幅に打順を組み替えなければなりません。
1番 仁志
2番 清水
3番 高橋
4番 ローズ
5番 二岡
6番 小久保(清原・江藤・ペタジーニ)
7番 阿部
8番 斎藤(元木・後藤)
「トップバッター仁志」にはこれまで一貫して反対してきたワタクシですが、ここまでの働きは予想以上のものがあり、清水との1、2番コンビはいい感じで機能しているので、しばらくはこのままにしておきます。開幕前から何度も言い続けてきましたが、今の打線で大ブレーキになっている4番のヨシノブを定位置の3番に戻し、4番には誰が見てもローズを据えるのが妥当でしょう。そして勝負強い二岡を5番に持って来て、調子が上向いてきた小久保と阿部の6,7番コンビは現状のままで対戦相手には大きな脅威となっているため、これも当面はそのままにしておきます(小久保の怪我の具合が気になりますが・・・)
スランプや怪我とは無縁そうなローズは勿論、看板であるヨシノブと二岡も一応3、5番に固定しておいて、小久保に関しては調子が上向きとはいえ、怪我の具合も考慮するなら年間通して働くのは難しいでしょうから清原、江藤らを併用していけば、更に脅威が増す事は言うまでもありません。また今年はこれまでにないような絶不調で、チャンスを潰してばかりいるペタジーニには、この際ベンチに引っ込んでもらい、今までのように満塁など終盤の勝負どころでの代打起用は控える。幾ら給料が高いからといって、結果が出ない選手を無理に使うのは愚の骨頂でありましょう。
以上のようなオーダーを組めば、これまでのように4番のプレッシャーで手がちじこまったようなヨシノブや、5番ペタジーニのところで大きな流れが途切れるリスクがなくなり、今の数倍は打線の爆発が見られる事は疑いなしでしょう。
ここへ来て広島、横浜相手に5連勝で勝ちっぷりもようやく王者らしい豪快な横綱野球が続いているだけに、或いは「6月攻勢」も少しは期待出来るかもしれませんねー。
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