2004/05/21

転職サイト


 前の現場への出向中にいくつかの転職サイトに登録し、夜などヒマな時間帯はネットで仕事探しをしていた。串(proxyサーバー)でログを採っていたのは先刻ご承知だったが、バレてクビになるのは寧ろ好都合だったし、契約でダマクラかした所属会社に降りかかる迷惑などには構っていられない。

登録したのは「リクナビNEXT」(以下「リクナビ」)と「YAHOO!!はたらこねっと」(以下「はたらこねっと」)で、少し遅れて8月頃に「en japan」にも登録を済ませた。登録時にスカウトメールの設定をしたものの、当初は期待していた「リクナビ」の方はサッパリ反響が少なかったが、逆にあまり期待していなかった「はたらこねっと」の方は登録直後から、立て続けにスカウトメールが届いた。

比較的大きめの企業が中心の「リクナビ」に対し「はたらこねっと」の方はベンチャーのような知名度の低い小企業が多い。こうしたサイトでは匿名で職歴などを公開しておくと、興味を持った企業から公開してあるメールアドレスや携帯などの連絡先へ、スカウトが来る仕組みである。事情あって11月と12月の二ヶ月間はスカウトを止めていた関係もあるが、3月までのスカウト実績は以下の通りである

「リクナビ」8件(7ヶ月)、「はたらこねっと」10件(7ヶ月)、en japan8件(5ヶ月)、トータル7ヶ月間で計26件と言えば聞こえは良いが、このうちの約半分が前職プロジェクト関係の業務案件で、当然の事ながらこれらは総てスカウトメールの時点で辞退を申し出ている。

残り十数件のうちおよそ半分が名古屋や豊田市など県内の企業で、後の半分くらいが東京、大阪、神戸、三重などの企業からであった。このうち、面接交通費が支給された東京(富士通某本社)と三重(大手SI)はタダ旅行でついでに観光を楽しんできたし、東京と神戸のソフト会社は、それぞれ先方の担当者が出張の帰りに名古屋に寄り道してくれたり、途中下車して来てタワーズのCaféなどで面接を行った(残る大阪の案件は、事前のメールでの遣り取りの段階で話が合わずにキャンセルとなった)

 「リクナビ」と「en japan」には「履歴書注目ランキング」というものがあり、毎月一回登録技術者の位置付けが棒グラフで公開される。月によって多少の変動はあるが「リクナビ」の方は、登録ユーザーが30万人強で毎回ほぼ3万位前後。「注目度が高い」山型グラフの、上から2番目か3番目辺りの位置である。

 登録ユーザーの少ない「en」の方は「リクナビ」に比べ多少評価は下がるが、実際にスカウトメールが届く割り合いは前回掲げた表でもわかる通り、何故かこちらの方が遥かに多かった。いずれにせよ年齢を考えれば、それでもまずまずといったところだろう。

これまで何度となく転職を繰り返してきたワタクシは、履歴書や職歴書を何枚無駄に書いてきたかとても覚え切れないほどだし、手書きの履歴書で丁寧に書いていたら一枚だけでも優に1時間はかかりそうだが、こうしたサイトでは電子履歴書と職歴書のレジュメを登録しておけば、必要な時にログインして呼び出せば良いだけだから、手間が省けて大いに助かる。

もっとも、企業によっては「当社独自のフォーマットに入力して下さい」と言って、ExcelWordのフォーマットが送られて来たりする。技術者の悲しいところは「技術者経歴書」なるフォームに記入しなければならないことで、場合によっては「ネットワーク系」、「Windows系」、「unix系」などの項目別に、多い時は10シート分もの項目がビッシリのケースもあるが、言うまでもなくそれらは総て後回しだ。後回しにしているうちに、面倒になって提出期限ギリギリまで寝かせた上、最後はかなりいい加減なものが出来上がっていたりするのも、無精者のワタクシには珍しくなかったが。

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