2004/04/24

プッチーニ オペラ『ラ・ボエーム(La Boheme)』(3)



うるわしき乙女(愛の二重唱)"O soave fanciulla"

リッチャレルリ&カレーラス競演発掘!!
 

前回紹介した、若き日の可憐なリッチャレルリ(ソプラノ)と、爽快なカレーラス(テノール)が織り成す、妖しいまでに声の絡みが音楽と一体となった芸術。  初競演ながら、ディスクが発表された当時から「二人は、デキているんじゃないのか?」と噂になったらしい(実際に、その後一度結婚した)。まさに影のようにピッタリと息の合ったところを見せて、かつてはワタクシもリッチャレルリの美しい歌声の虜となっていた。


フレーニ&ライモンディ


 
テバルディ&ブジョーリング
 https://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=EZJqR_8uE9s


 ドビュッシーがプッチーニ人気を快く思っていなかったのに対し、ラヴェルはプッチーニがシェーンベルクに理解があるとの事実だけをもってしても、十分評価に値する芸術家であると見なし、自国の同僚たちのむやみなプッチーニ非難をこそ、不快であると感じていた。実際にプッチーニは、シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』を熱心に研究し、実際の演奏にも触れ、これを傑作と呼んでいた。『トゥーランドット』には、しばしば群集やタイトルロールの異常心理を強調するのに、調性感の薄いパッセージが多用されており、それらにシェーンベルク研究の痕跡を認める研究者は少なくない。

一方でシェーンベルクの側も、プッチーニを20世紀の重要なオペラ作曲家の1人に数えており、そればかりかプッチーニのオペラに対する尊敬や愛着を認めていた。シェーンベルクによるバッハ作品やブラームス作品のオーケストラ用編曲には、音色感覚においてプッチーニの色彩的なオーケストレーションとの親近性が感じられる。
※出典Wikipedia

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