2003/10/07

横浜汽車道から『東京ばな奈』を求めて寒い東京駅へ(東京出張旅行記part6)

ともあれ鎌倉を出て、一路横浜へと。神戸の南京町でもそうだが「中華街」といえば、なんといっても「豚まん」が欠かせない名物だ。


この出張前に何かとアドバイスをくれた、東京の女子大生ご推奨の「500円の豚まん」は大き過ぎて手が出なかったが、300円也のを買って食べる。味音痴のせいか正直あまり旨いとは思えず、コンビニで売っている井村屋の肉まん(88円也!)の方が、よほど旨い。あのドロっとした食感が好きなので、中華街独特のパサパサしたやつはどうも口に合わないのである。単に、慣れの問題かもしれないが。

 

中華街をそのまま山下公園に向かって歩きながら、あまり高くなさそうな店を選んで遅い昼食を摂る。元々、中華料理は案外好きで、餃子でビールを飲みながら ラーメンを食べた。まだ昼間ではあるし、歩いているうちに少し汗ばんできたために紹興酒は避けておく。

 

食事を済ませて山下公園へ行くと、氷川丸の桟橋を歩いてから港に沿って赤レンガ倉庫へと向かった。 



赤レンガの建物はあれほど立派なのに、中にはつまらない(?)飲食店が並んでいるばかりでちょっとガッカリしたが「みなとみらい」の方へと貫けて、汽車道伝いに桜木町駅まで歩く。一時、島田荘司の御手洗潔モノの熱心な読者だったワタクシは、アメリカへ移住する前の御手洗が住んでいたという設定になっている「馬車道」なるところを是非とも歩いてみたかったのだったが、近くまで行きながらどうにも場所が特定できず見逃してしまったのは、何とも心残りであった。

 

空はすっかり陽が落ち、ネオンが煌びやかに灯り始める夕方となり、そろそろ名古屋へ帰ろうかというところで、東京に忘れてきた或るモノを思い出したワタクシは、横浜から再び名古屋とは反対方向へと向かった。

 

このまま新横浜から帰っても良かったのだが、東海道本線から外れている新横浜まで乗り換えていく面倒を考えれば、東京まで行ってしまうのもたいした違いはなさそうだし、こんな時にしか買えない《東京ばな奈》も買いたかったので、東京駅へUターンする事に。

 

以前の職場にいた女性が、旅行の土産にくれた《東京ばな奈》を初めて食べた時は、あまりの美味しさにしばらく味が忘れられず、その後同僚が夏休みに帰省した時に頼んで買ってきて貰ったりしたものであった。


実はうっかり者のワタクシは、この出張の前にある女性に東京行きを漏らしてしまった事から、みやげを要求されるハメになってしまっていた(彼女からは、ちょいちょい旅行の土産など貰っていた)

 

高徳院で、大仏サマのアニメチックな置物とキーホルダーをそれぞれ2つずつ(1つは自分用)買い求めていたが、東京駅のkioskで《東京ばな奈》と雷門やタワーなどといった、東京の名所をバックに法被姿のキティちゃんの絵柄をあしらった、缶入りのもんじゃ焼きせんべい&クッキーをそれぞれ一缶ずつ買う。 お目当てはキティ缶のみで、中身は全部誰かにあげる事になる。また知人にチョロQのコレクターがいるので、新幹線チョロQも買っておいた(ちなみに自分のコレクションは、観光地のネーム入りのキーホルダーと観光スタンプである)

 

帰りの新幹線は、ラッシュを過ぎていたせいかようやく空席にありつく事が出来、ビールを飲みながら名古屋へと向かった。名古屋駅の構内できつねきしめんを啜りながら、日本酒を飲むとドっと疲れが。今回は往復の新幹線代金が浮いたおかげもあり、〆 て2万そこそこという安上がりの旅となった。

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