第4戦 阪神6ー5ダイエー(阪神サヨナラ勝ち)
ダイエー2連勝の後、舞台を《甲子園》に移し阪神が1勝して迎えた第4戦。
内容的には不充分ながらも、とりあえずのサヨナラ勝ちを収めた眠れる虎が、一転して目を醒ますのか?
はたまた、ダイエーの強力打線が再び火を噴くのか?
非常に興味深い展開となってきた、2003虎鷹シリーズ。
阪神としては、福岡に戻って2連勝は殆ど不可能に近いだけに、日本一になるためにはこの《甲子園》で3連勝する以外に、道は残されていないと言える。
一方、ダイエーの方は《甲子園》で1つでも勝てば、福岡に戻って1勝すればいいだけだから、現時点で圧倒的優位は変わらない。
総合力では、ここまでのところ一段二段は上回って見えるダイエーだが、問題は《甲子園》における、あのトラキチの醸しだす強烈なプレッシャーを、先発投手を始めとした投手陣が跳ね除けられるかどうかに掛かっている。
そうして始まった第4戦。
以前からも再三指摘しているように、やはりこの《甲子園》での試合だけは、どうにも予測不可能な摩訶不思議な事が起こるものなのだ。
4戦目にして、初めて先手を取った阪神。
エース井川の調子も相変わらずイマイチとはいえ、一時は4-1まで差を広げようやく阪神ペースに流れが一気に傾きかけたと思いきや、さすがは強打のダイエーもすかさず反撃に転じ、なんなく同点に追いついてまた振り出しに戻した。
その後、両チームとも決め手には欠けるものの、この日もやはり終始押し気味にゲームを運んでいるのはダイエーだ。
このシリーズを通じて、ここまでワタクシの頭に描いたシナリオがズバズバと的中して来ているのは何の不思議もなく、G党のワタクシが今年1年間を通じて、散々に同じパターンで煮え湯を飲まされ続けて来たからである。
これを見過ごして、2戦までを見た時点で「ダイエー圧倒的有利」と言い出した評論家諸氏のボンクラ頭加減には、いつもながらといえ最早愛想がつこうというものだ。
そして、やはりいつも通り予測の付け難い《甲子園》での摩訶不思議なゲームが展開され、モチャモチャやっているうちに終わってみれば
《2試合連続サヨナラ勝ち》
という、いかにも阪神らしい劇的な幕切れだ。
これで、あっという間に2勝2敗のタイとなってしまった。
まさに、ここまではワタクシの読み通りの展開だが、いよいよ今日の第5戦はシリーズの天王山となりそうである。
阪神としては、福岡ドームで2連勝は至難の業だろうから、今日は何が何でも勝っておき王手をかけて福岡に乗り込む他に、日本一への道筋は残されていないだろう。
一方のダイエーは、福岡で2連勝の可能性も残されているとはいえ《甲子園》3連敗で阪神及び阪神ファンを乗せてしまっては到底手が付けられなくなり、一気に4連敗という悪夢も考えられるだけに、この5戦目はやはりなんとしても勝っておきたい。
何度も言っているように《甲子園》で阪神を倒すのは至難の技であるが、ここで1つ勝っておけば福岡の2試合のうち1つをものにすれば良いわけで、俄然日本一が近づいて来るのである。
《甲子園》での2試合では、投手交代や代打の出し方のタイミングで、王監督の采配に首を傾げざるを得ないところが何度かあった。
あまりに鮮やかな2連勝で、余裕を持ちすぎたか?
よもや、阪神を甘く見過ぎたという事はないのだろうが、些か気になるところではある (-ω-#)y-~~~~
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