一学期は、憎らしい奈津子ちゃんとのコンビを避けるための裏工作が功を奏し、親友のムラカミ君にその座を押し付けたが、二学期のクラス委員長選では順当に選出された神童にゃべっち。
お相手の美佳ちゃんは、成績ではにゃべっち、ムラカミ君、奈津子ちゃんらに続く2番手グループといったところで、奈津子ちゃん同様に勉強熱心な頑張り屋でもあった。
そして、ルックスも良し。
香ちゃん、小夜子ちゃんのかわいらしさとは違ったタイプで、スラリとした背の高さに加え面長なシルエットに映える切れ長の瞳などは、小学生離れした大人びたムードを漂わせていた。
そんな外見からは、小夜子ちゃんのような親しみやすいイメージはなく、また当初は猫を被ってやけにおとなしかっただけに、ややぎこちなさがあったが、徐々に接触の機会が増すと、インテリ風の外見とは裏腹に明るい性格である事が判明した。
しばしばさりげない感じで見せる態度の端々に、自分に対する好意が含まれていたのを感受性の鋭い少年が見逃すハズはない。
感情が表に出ない香ちゃんには、終ぞなかった事と悪い気はしなかったものの、このころは小夜子ちゃんが「本命」だっただけに、敢えてそ知らぬフリをしていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿