2004/06/28

東京読売巨人軍・中間総括part3



 ここまで69試合を終えて3633敗。4月は1112敗と負け越し、5月は1410敗ながら後半は5連勝の快進撃で終わった事からも、或いは「6月反攻があるのか?」と少しは期待したものでしたが、結局好スタートを切った6月も終盤は負けが込んで、終わってみればここまで1111敗と、またしても5割に終わってしまいました。

ワタクシが上京した直後の中日との3連戦2戦目から、続くヤクルト3連戦初戦はホテルに入った時間が遅く、TVを点けた時点で3日続けて信じられないようなボロカスの大敗が続いており

「いつから学生チームに身売りしたんだ?」

と目を疑った程で、この王者の姿とはあまりに懸け離れた惨めな姿を見るにつけ、正直今期のGのVはないだろうと諦めが付きました。5連敗だけでもお粗末なところへ屋上屋を架すが如くに、こんな酷いゲームを3試合も続けるようなヘッポコチームが間違って優勝してしまってはお笑い種であり、僭越極まれりと言うものでしょう。

これだけのメンバーを揃えていながら、なぜこうも勝てないのか?

という毎度繰り返してきたホリウチ監督への小言は、正直我ながらもうウンザリして言う気もありません。今回はホリウチという無能なオジサンは、何故かベンチに飾ってある見栄えのしない置き物のような、Gとは無関係な存在として話を進めていきます。

どうしてこんなにも勝てないのかの原因は、これも何度も言っているように、やはり「投手陣の不甲斐なさ」に尽きるでしょう。よく言われるように、中継ぎ以降抑えを含めたリリーフ陣の酷さは最初からわかり切っていた上に、育てる手立ても補強の戦略もない無計画なチームに対し、今更ゴチャゴチャ言ってみてもどうしようもありません。かくなる上は、現有勢力が大幅に底上げをしてくれる僥倖を待つのみでしたし、またそれがある程度は期待出来ると思われた伸び盛りの若い素材が少なからずいたにもかかわらず、その点においてまったく当てが外れたのが現状の結果そのものでしょう。

具体的には、昨年あれだけ活躍した木佐貫と久保、林が思ったほどに成長しない。成長しないどころか相手からすっかり研究され、昨年とは比較にならないような酷いテイタラクです。怪我が多かったりでイマイチピリッとしなかったエースの上原と、開幕からそこそこ安定感を持続している工藤の二人が辛うじて使えるかなという程度では、そもそもまったくお話にもならないわけですが。抑えの救世主として期待の大きかった新外国人のコーリーも、密かに危惧していた通りどうみてもたいした戦力には成り得そうもなく、この先もGの浮上の目は殆どないに等しいとみるしかありません。

どうやら今まで通り、最後まで5割ラインをウロチョロという惨状が早くも目に浮かぶようですが、昨年の阪神のように抜け出していくだけの充実したチームが見当たらず、ペナントレースそのものとしては(低いレベルでの)興味深いダンゴレースが続いていって、大して強くもないどこかのチームが運良く抜け出していきそうな、まことにつまらない展開となって行きそうです。

0 件のコメント:

コメントを投稿