2004/01/18

すべてが終わった! ~ X氏への遺言(第一部)「結」


すべて終わった!

この半年の間に肉体的にも精神的にも変調を来たし、正気を保ってこられたのが奇跡と思えるくらいだ。あたかも大地に根を張ったかのようにずっしりと、まるで微動もしなかったようなどす黒い暗雲に頭上を覆われ

(このまま永久に、4月が来ないのではないか・・・)

とまで本気で案じられた、気の遠くなるような長い日々。だが「朝の来ない夜はない」という通り、どうやらこの身にもようやく曙光が射してきた心持である。たとえこの身は何処にあろうとも、そこが世界の総てであろうなどとは考えてもいないが、こうして井の中から脱出する時を迎えると、改めて昨日まで空全体を覆っていたと思われた暗雲が、実のところはいかに局地的な翳りに過ぎなかったか、という事実をヒシヒシと実感する事が出来るではないか。長かった半年間の無益な暗闘が、ようやく幕を閉じようとしているのだ!

《天声、かく語りき》
人生とは畢竟、運命の玩具箱である。そして人間とは、その玩具箱に投げ込まれた人形のようなものだ、と誰かが言った。

人生は芝居のごとし。上手な俳優が乞食になることもあれば、大根役者が殿様になることもある。とかくあまり人生を重くみず、捨て身になって何事も一心になすべし、と誰かが言った。

凡そ失敗は、成功を自覚した瞬間から生まれる、と別の誰かが言った。

だから順風満帆と思われた人物もいつか荒海に放り出され、苦しみ、もがき、泡沫の中に沈んでゆく・・・そして 因果は廻る

春爛漫
四季を通じて、春こそは最高の季節ですね。日本で一番美しい花・桜さんが可憐さと優美さを競うように咲き誇り、まさに「日本の美、ここにあり」の風情です。あたかも麗らかな春の陽光のように、ポカポカと浮き立ってくるようなこの気持ち、どうして抑える事が出来ましょう。いよいよ出所の時を迎えた囚人の心持さえもが、今のワタクシには理解できるような気がします。やはりワタクシに「籠の鳥」は、似合わなかったようですね ( ´-)y-~~

終章
まったくもって、自分でもわけがわからない。1日を30時間に延ばしてでもといった意気込みで時間を捻出してまで、これほど非生産的なものの制作などに、精魂を傾けてこようとは。が、曲った棒を真っ直ぐに直すためには、棒を反対側に強引に捻じ曲げるしかなかった・・・どうやら言いたかった事は、ここまでで凡そ主張出来たようでもあるし、後は「実行あるのみ」となった。

ともあれ、これで本当に「総てが終わったのだ!」という心境だ (´0ノ`*)オーホッホッホ

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